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Any:建築と哲学をめぐるセッション―1991~2008

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784306045323
  • NDC分類 520.4
  • Cコード C3052

内容説明

20世紀最後の10年に開催された建築と哲学をめぐる国際会議AnyConference―日本語版議事録のみに収録された全討議を集成。磯崎新、浅田彰、柄谷行人による2008年の討議を新たに収録、建築‐批評‐哲学が直面する現在的課題に迫る。

目次

7年後(1)Pre9.11
7年後(2)Post9.11
Anyone:Anyコンファレンスの軌跡
Anywhere:ディコンストラクションとは何か―「ポスト・シティ・エイジ」において
Anywhere:建築のエッジを歩く
Anyway:“Anyway”を終えて
Anyplace:情報・空間・建築
Anywise:“Anywise”をめぐって
Anybody:建築の世紀末
Abyhow:「建築の解体」あるいは「二〇世紀建築の死」
Anything:Anyコンファレンスが切り開いた地平

著者等紹介

磯崎新[イソザキアラタ]
1931年生。建摩家。東京大学数物系大学院博士課程修了。磯崎新アトリエ代表

浅田彰[アサダアキラ]
1957年生。批評家。京都造形芸術大学大学院長。近畿大学国際人文学研究所客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

16
18世紀のカントの形而上学におけるコペルニクス的転回による美の自律、それが近代芸術誕生のきっかけとなる。建築もまたおなじ、表象による批評と理論により近代建築は自律する。しかし世紀末、音楽と建築はその方法を大きく変える。その後の科学技術と経済成長に支えられたモダニズム、その「計画」と「ユートピア」は60年代に失速。それから、さらに60年。後期資本主義はヴァーチャルがリアリティだろうか。小さなポリティカル・コレクトニスと環境と情報技術のプログラム建築が華やかな21世紀。カント回帰した建築の自律のカタチはどこ。2021/08/10

toshibowdayo

0
近代建築もそろそろ行き詰まって、そのカウンターが要求されてきた1960年代。そこから時代がくだって90年代。その30年間がany会議の出席者により俯瞰され、さらにそれ以降が論議される。その俯瞰-要約の仕方が明快なので建築を中心とした時代の系譜をザックリと知るにはうってつけだ。ザックリと言っても磯崎新がその30年を牽引してきた張本人だし、浅田彰、柄谷行人が居るので思想の世界の系譜をbackup、だからきめが細かくて生々しい。ここを入口にその系譜をトレースするには良い手引きとなる本だ。2016/03/20

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