出版社内容情報
ゲーリー自らが「建築哲学」などいくつかのキーワードに沿って語る。加えて、最もゲーリーらしさを発揮した主要24作品を紹介。
内容説明
本書は、この10年間のゲーリー作品を網羅するだけでなく、かつて南カリフォルニアで、独特な素材の使い方やアーティストとのコラボレーションで名を馳せていた頃から、20世紀の美学や技術の限界を超え、流れるような形態を生み出す世界的な建築家となった今日に至るまでの、彼の進化の軌跡をたどる。
目次
エッセイ:巨匠となった建築家(ミルドレッド・フリードマン)
エッセイ:凍結された光(マイケル・ソーキン)
フランク・O.ゲーリーとの対話から
シャイアット・デイ・メインストリート本部、カリフォルニア州ヴェニス、1985‐1991
ハーマン・ミラー社西部地区本部、カリフォルニア州ロックリン、1987‐1989
ティーム・ディズニー社屋、カリフォルニア州アナハイム、1987‐1996
ヴィトラ家具美術館、工場、ヴェイル・アム・ライン、ドイツ、1987‐1989
ヴィトラ本社ビル、ビルスフェルデン、スイス、1988‐1994
曲げ木の家具、カリフォルニア州ロサンゼルス、1989‐1992
ルイス邸、オハイオ州リンドハースト、1985‐1995(計画案)〔ほか〕
著者等紹介
フリードマン,ミルドレッド[フリードマン,ミルドレッド]
リッツォーリの“The Architecture of Frank Gehry(1986)”の編集者であり、1986年にウォーカー・アート・センターで行われた『フランク・ゲーリーの建築展』のキュレーターである
繁昌朗[ハンジョウアキラ]
建築家。1971年東京都生まれ。東京工業大学大学院修士課程修了。1996年~2004年、富永讓+フォルムシステム設計研究所に勤務。2004年にatelier FISHを設立。国士舘大学、東京デザイン専門学校非常勤講師。主な作品に「葉山の家」「丸亀のレストラン」ほか。2005年より「日本工業大学百年記念館」の設計に参加
山口祐一郎[ヤマグチユウイチロウ]
建築家。1972年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。1997年~2004年、日建設計に勤務。2005年、コロンビア大学大学院修士課程修了。2005年~2006年、ゲーリー・パートナーズLLPに勤務。2006年~2007年、ラファエル・ビニオリ・アーキテクツに勤務後、2007年に日建設計に復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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