内容説明
南仏の自然、歴史、アートがふんだんに盛り込まれた、芸術性の高く、魅力的なドライビング・スポットが高速道路上の休憩施設にあった。人をいざなう旅の“扉”はいかにデザインされるのか―、究極のツーリズムデザインを紹介。
目次
アートの自然回帰、砕かれた円柱―シュシェール休憩施設~ティエ近郊
ミストラルが吹き抜ける太陽の門―サヴァス休憩施設~モンテリマール近郊
古代の記憶をたどる日時計―タヴェル休憩施設~ロクモール近郊
記憶の継承―ケサルグ休憩施設~ニーム近郊
テラコッタと職人の伝統―カタロニア村休憩施設~ペルピニャン近郊
切削土でつくられたピラミッド―ペルテュス峠休憩施設~ペルピニャン近郊
中世カタリ派の精神の木霊―ペック・ルバ休憩施設~ナルボンヌ近郊
アラリックの山に向けた偉大な翼―コルビエール休憩施設~カルカソンヌ近郊
掘削後の池に浮かんだマリーナ―ポール・ロラゲ休憩施設~カステルノダリ近郊
要塞とラグビー―ポルト・ダキテーヌ休憩施設~アジャン近郊
ツール・ド・フランスへのオマージュ―ピレネー休憩施設~タルブ近郊
巡礼のシンボル―アスタング休憩施設~ペルオラード近郊
バスクへのゲート―ビリアトゥ峠料金所とビアリッツ料金所~ビアリッツ近郊
ロマネスク建築の石の響き―クラザンヌの石の休憩施設~サント近郊
ロマネスクへのオマージュ―ロゼ休憩施設~サント近郊
伝統的農村のショールーム―ポワトゥーシャラント休憩施設~ニオール近郊
著者等紹介
後藤幸三[ゴトウコウゾウ]
建築家。1964年福岡県生まれ。’87年京都大学卒業。’88‐89年国立パリ建築学校ラ・ヴィレット校に留学。’91年京都大学工学研究科建築学専攻修士課程修了後、鹿島建設設計・エンジニアリング総事業本部、三和総合研究所研究開発第1部を経て独立。’97年から後藤幸三環境建築設計を主宰
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