内容説明
この本は20世紀における個人住宅、それも一般的には最小限住宅と分類されるものを集めたものである。小さな面積、単純なプログラム、基本的な構法システム、基礎的な材料で廉価にでき上がっていながら、考えぬかれ、鋭い感覚によって裏打ちされている住宅(あるいはバンガロー、キャビン、隠れ家…)が該当する。近代主義から現代に至るまでの作品や計画を扱っており、20世紀の偉大な建築家の多くや、現代のリーダー的な建築家の作品を取り上げている。
目次
アッセンブリー(ルドルフ・M・シンドラー―A(ジセラ)・ベナッティのための小屋、カリフォルニア州レイクアローヘッド(アメリカ)1934‐1937
ヘリット・T・リートフェルト―プロトタイプ、1937 ほか)
フレーミング(ル・コルビュジェ―ヴィラ・ル・ラック、コルソーヴェヴェイ(スイス)1923
J・J・P・アウト―ベイ社製週末標準化住宅、レネッセ(オランダ)1933 ほか)
サイティング(ブロイヤー/グロピウス―チャンバーレイン・コテージ、マサチューセッツ州ウェイランド(アメリカ)1941
ポール・ルドルフ―ヒーリー邸(コクーンハウス)、フロリダ州サラソタ、シエスタキー(アメリカ)1948-1949 ほか)
カムフラージュ(ル・コルビュジェ―週末住宅、ラセレ、サンクロー、パリ(フランス)1935
フランク・ロイド・ライト/アイフラー&アソシエイツ―セス・ピーターソンのコテージ、ウィスコンシン州ミラーレイク(アメリカ)1958/1992‐1993 ほか)
著者等紹介
岩下暢男[イワシタノブオ]
1960年生まれ。1984年東京工業大学建築学科卒業。1986年東京工業大学大学院建築学修士修了。同年鹿島建設建築設計部。1991年コロンビア大学建築学部修士修了。同年KPF。1992年鹿島建設建築設計部。1999年フアラライ・ディベロップメント(ハワイ)。現在同社ディレクター・オブ・デザイン
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