劇場の計画と運営―やわらかい建築へ

劇場の計画と運営―やわらかい建築へ

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784306043978
  • NDC分類 771
  • Cコード C3052

内容説明

そもそも、建築の「計画学」は、建設された建築事例の中から使いやすい建築物のありようを調べ、そのデータをもとに新しい建築の計画に役立てようとする「学」であり、本質的に創造的な建築計画とは相反するものです。今こそ、情報化社会に乗りやすい見かけの形態的新しさではなく、既成概念に左右されない新しい発想に基づく、本当に新しい内容と構造を持った建築が必要な時ではないでしょうか。逆に言えば、そのような建築‐劇場‐が登場して初めて、そこで行われる表現芸術(パフォーミングアート)に刺激を与え、次世代の表現芸術を育成することができるのです。これこそ、劇場づくりを行う者にとっての現代における課題であり、責任と言えます。その意味で、芸術の力を信じ、新しい芸術を生み出す新しい劇場の計画が、現代の日本の社会改革にも寄与し得る、との思いが本書を通底し、執筆の動機にもなっています。

目次

第1章 昨今の劇場事情―多様化する劇場空間(専門劇場;多目的ホール ほか)
第2章 企画運営の様々な試み(事業について;運営について)
第3章 劇場づくりの思想と方法(地域文化としての劇場;表現芸術と劇場の系譜 ほか)
第4章 「やわらかい劇場」の提案(表現芸術を担う「やわらかい劇場」;「やわらかい運営」が全てを解決する ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mutti

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劇場づくりはまずソフトから。それも、コピーではない地域の特色を加味したうえでのハード整備が肝要。それがあって、はじめてハコの形式・規模が決まる。 街づくりは文化づくり。文化づくりはひとづくり。2012/06/28

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