目次
イントロダクション ルイス・カーンとその時代
光と空間 この本はいかにして生まれたか
学生時代の作品 ショッピングセンター
ジャージー・ホームステッド
アハバス・イスラエル・シナゴーグ
プレファブ住宅のスタディ
ジェシー・オザー邸
ルイス・ブラウド邸
カーヴァー・コート開発計画
1940年代のホテル〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J
1
カーンの作品を(かなり網羅的に)ファサード、特に開口周りにおいて分析された本。簡単な図面ではわからない点や背景なども丁寧に記されてるのが有り難い。彫塑的な空間づくりで光に取り組んでいた印象だったが、結構柔らかい設え的なチャレンジも多かった模様。コルビジュエの影響を受けてる駆け出しの時とかは、少しへたっぴなモダニズムの様相を示している部分もあり、”あのカーンも最初はこうだったのか”とどこか落ち着く(笑)。昼と夜でファサードが切り替わる精神病棟の作り方に、どこかラカトンヴァッサル的な柔らかさを見るなど。2024/06/02