内容説明
ミース・ファン・デル・ローエが20世紀を代表する建築家の一人であることは明らかであるが、その生涯は謎と伝説に包まれていて、よくわからないところが多かった。シュルツの評伝は、これらの謎を初めて解明したものとして世界的な反響を呼んだものである。
目次
1 アーヘン―ドイツ帝国の青春、1886‐1905
2 ベルリン―新世紀の課題、1905‐18
3 ヨーロッパ、廃墟からの出発―モダニストの挑戦と反発、1919‐25
4 好景気のワイマール、1925‐29
5 大恐慌、全体主義、そして芸術の危機、1929‐36
6 出発と脱出、1936‐38
7 復活―ユートピアなきモダニズム、1938‐49
8 アメリカ―鉄とガラスの勝利、1949‐58
9 退場の唄、1958‐69