感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
K
11
原題は"The Unfashionable Human Body"(1970) たしかこれは鷲田清一が推薦してた本だったと思うが、なるほど、これほどおもしろく、シニカルな(現代)文明批判は珍しいように思う。人間は、自らの身体及び、服装に満足することなく、際限なくその極限を求めようとする。愚かかもしれないが、一方それを笑えない自分もいる。沢山引用したいが、1つだけあげることにする。「人間ははずかしいから服をきるのではなくて、服をきるからはずかしいのだ」(第2章p.34) 第2,4,5,10章が特に面白い。2022/03/09
huchang
1
社会学やってる先輩が読んでたやつで、多分教科書か参考図書だったんじゃないかな。古本市で見かけたので懐かしくてつい購入。当時読んでおけば良かった。人間は人間の肉体事態に不満があり、みっともないと思っているから肉体の方に直接手を加えて改変をはかるのだというもの。過激でないのは衣服やアクセサリーかなぁ。肉体に直接干渉するものには化粧、入れ墨、ピアス、纏足やコルセットなんかが挙げてある。服飾史の入門としてもいいと思う。個人的にはコッドピースがなんでなくなったのかに、興味がある。2020/12/08
ビイーン
1
人間は大昔から自らの人体に満足する事なく、自分の体をいじり、ものをくっ付ける。全身に刺青入れて、見た目が痛々しくなっても満足しない。民俗学、美術、宗教、歴史、ファッションなど広範囲な知識と空想力を総動員して書かれた本書は圧巻だった。2014/12/06
yutanpo
1
写真が多くて分かりやすい。吹き出すぐらい面白いのもあるし、痛々しいものも。人間面白い。2011/10/25
o
0
おもしろかった!2016/06/20




