感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
May
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結論で示された近代建築と科学技術の乖離を踏まえると、なんだか皮肉なタイトルだ。そして未だに現行の問いであるとも思う。2014/05/30
キャラ
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大陸合理主義とイギリス経験主義といった、大きな哲学的潮流の分け方を意識している。ぺヴスナーによる、イギリスからバウハウスへの文脈を、視覚芸術の理論と実際の建築デザインの齟齬という点において、ル・コルビジエ批判(デカルト的な合理主義が強いがために、未来派の動的なcompositionの理論を経由しても、結局のstructureは堅苦しい幾何学の形態)を強調して詳細に描出している。視覚上のcompositionとstructure、いずれも”構造”と訳出している本書は、原著の論旨を損ねかねないので注意が必要。2025/05/19
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