出版社内容情報
近年各地で発生している豪雨災害に関連する31のトピックスに関して、地形や洪水などの視点から、技術者が現場で必要となる知識を提供。
河川技術者にとって、河川災害の防災・減災に必要なものは、「見る技術」、「調べる技術」、「考える技術」です。インターネットの普及に伴って、ネットで調べて、パソコンでモデル計算を行うというやり方が多くなっていますが、こうした「調べる技術」や「考える技術」以上に大事なのが「見る技術」です。河川や洪水という自然現象を現場で見て、その挙動や法則性を把握し、今後の洪水や水害を予測(想定)することが防災・減災にとって重要となります。本書は、現場で何を、どう見れば良いか、地形や洪水などの視点からの経験知を学ぶことができる実用書です。
内容説明
河川や洪水という自然現象を現場で見て、その挙動や法則性を把握し、今後の洪水や水害を予測(想定)することが防災・減災にとって重要。現場で何を、どう見れば良いか、地形や洪水などの視点から、技術者が必要となる実践的知識を提供する。
目次
河道・洪水特性の視点―氾濫するまで(河川・洪水の基礎知識;洪水災害を起こしやすい河川地形;氾濫しやすい河川地形 ほか)
氾濫特性の視点―氾濫した後(氾濫の基礎知識;歴史的な大水害;近年発生した水害 ほか)
土砂特性の視点(土砂災害の基礎知識;近年発生した土砂災害;地域で異なる斜面勾配 ほか)
著者等紹介
末次忠司[スエツギタダシ]
博士(工学)(九州大学)。1958年兵庫県神戸市に生まれる。1980年九州大学工学部水工土木学科卒業。1982年九州大学大学院工学研究科水工土木学専攻修了。1990年建設省土木研究所企画部企画課長。1996年建設省土木研究所河川部都市河川研究室長。2000年建設省土木研究所河川部河川研究室長。2006年(財)ダム水源地環境整備センター研究第一部長。2009年(独)土木研究所水環境研究グループ長。2010年山梨大学大学院医学工学総合研究部社会システム工学系教授。現在、山梨大学大学院総合研究部工学域土木環境工学系教授。受賞・「土石流における粒子間応力と流動特性」(土木学会論文賞)1983年、椿東一郎・橋本晴行・末次忠司、「都市低平地における氾濫の精神的影響の評価」(下水道協会優秀論文)1996年、栗城稔・末次忠司(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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