目次
序のくち(刺激的被虐カレー)
とおい季節(女生徒;横恋慕の魔女 ほか)
さめない季節(昼顔;桜の森の満開の下 ほか)
めばえの季節(異文化を食う;殺し屋のうた ほか)
著者等紹介
淀美佑子[ヨドミユウコ]
東京浅草に生まれ育つ。日本女子大学日本文学科卒。在学中に詩・小説・劇作の文芸活動を経て、就職。呉服販売業、調剤薬局事務を経験。2012年文芸仲間のすすめで短歌をはじめ、短歌集団チカヨミで同人誌発行。文学フリマ東京で出会った堀田季何の導きで2017年中部短歌会入会、大塚寅彦に師事。2023年度中部短歌会新人賞受賞。2025年現代短歌社第6回BR賞選考委員特別賞。ロッポンギ歌会、銀狐歌会に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumicomachi
2
中部短歌会新人賞を受賞した著者の第一歌集。あとがきによれば著者の大切なテーマ「性」を軸に「食」や「命」へと思いを馳せた一冊だという。直裁な性的表現や食べて生きること、死ぬことへの真摯な追求が多く見られる。私には、やや穏やかな詩情の感じられる【若草とリトル・ウィメンが訳された国に生まれて紅葉となりぬ】【すこしずつあなたが遠くなるようにバロック音楽満たして眠る】等が好ましく感じられた。エッセイのような掌編小説のような洒落た文章も二篇収録されている。解説・大塚寅彦、帯文・辛酸なめ子。2025年11月20日発行。2025/11/05




