スマホ片手に文学入門―検索で広がる解釈の楽しみ方

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スマホ片手に文学入門―検索で広がる解釈の楽しみ方

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305710161
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0030

出版社内容情報

大ヒット中『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者 三宅香帆さん推薦



令和を生きる人たちに届けたい、これは新時代の国語の教科書だ!!



よくわからない表現にぶつかると、その後の展開が入ってこない」

「登場人物の心理・行動に『なんでそうなるの?』と感じて、ついていけない」

「文章やセリフに隠された深い意味がわからないのは、教養が足りないせい?」

小説を読んでいて、そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?



とくに名作といわれる文学作品は、国語の授業や試験で「このときの〇〇(登場人物)の気持ちを答えなさい」などの問題を出されることが多く、自分自身がどう感じるかではなく“正解”を探るもの、というイメージを抱いて苦手に思っている人も多いのではないでしょうか。



そんな人におすすめなのが、文字通り「スマホ(でもタブレットでも)片手に」検索などを駆使しながら本を読むスタイル。

「これってどういう意味?」→検索→「ああそういうことなのか」と、その場で疑問を解決したりヒントを得ることで、よくわからないまま読み進めてモヤモヤするのを防ぎます。



「読書とは本と1対1で向かい合うもの!」という考え方もありますが、作品の世界にうまく入り込めるようになるまでには練習も必要。

本書では、誰でも手軽にアクセスできる短編作品3作を丸ごと掲載し、情景描写の用語から謎展開の解釈まで細かいポイントで立ち止まっては検索し、必要に応じて文学理論などもわかりやすく解説しながらじっくり読み進めていきます。



本を読み慣れていない学生さんの入り口として、または「忙しくて本が読めなくなってしまった……」という社会人、「読書が好きだけど“解釈”や“考察”がうまくできない」という人にもヒントにしてもらえる1冊です。





【目 次】

はじめに



1章 芥川龍之介「ピアノ」

原文/登場する用語の検索/情景描写/心情描写による演出/擬人法など表現技法/リアリズムとオカルティズムの統合 など



2章 梶井基次郎「桜の樹の下には」

原文/「謎」の提示/一見無茶に思える宣言と理由付け/「対照」という視点/「惨劇」の非在を象徴する例示や比喩/媒介者の必要性 など



3章 宮沢賢治「やまなし」

原文/「対比」をあぶりだす/「コード」という概念/教育的意図を読み取る/子どもの成長と世界認識の深化/物語世界の共有/作者の意図から自由な解釈 など



おわ

目次

第1章 芥川龍之介『ピアノ』(原文;登場する用語の検索;情景描写 ほか)
第2章 梶井基次郎『桜の樹の下には』(原文;「謎」の提示;一見無茶に思える宣言と理由付け ほか)
第3章 宮沢賢治『やまなし』(原文;「対比」をあぶりだす;「コード」という概念 ほか)

著者等紹介

小池陽慈[コイケヨウジ]
1975年生まれ。早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同大学院教育学研究科国語教育専攻修士課程中退。2024年3月、放送大学大学院修士全科生修了。2024年4月より、同大学院博士全科生。現在、大学受験予備校河合塾・河合塾マナビスで現代文を指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oooともろー

5
「ピアノ」「桜の樹の下には」「やまなし」に対してテクスト論を実践。多様な読み方の一例。そもそも芥川「ピアノ」は初読みかも。2025/04/03

skr-shower

2
英語辞書引きながら読む英文読解は大変だった。日本語も古典なら、手軽なスマホ辞書は大活躍かも。作者の考えを問う問題は、作者本人が解答が間違っていると説明している事も有り問題として適切なのか不明。スマホ検索なら若い人ほどハードルは低いと思いますが・・・2024/08/16

夜游の月

1
昔だったら図書館で調べないとわからなかったような事も今ならスマホで調べられる。そうしていかにして文学作品を深く読んでいくかが書かれていました。 作品の世界の見え方は私とは違う解釈もありましたが、そこは文学なので人それぞれという事だと思います。作品の深い読み方が学べました。2024/11/05

はるお

1
やまなしの最後の方、p269に巷の「考察」記事へのコメント欄に対する批判があるが、自分の考えと非常に良くフィットしている。「作者の意図」「作者の気持ち」に縛られる読み方を国語教育が続けていることこそが、現代の文学軽視の風潮に繋がっているのだと思う。2024/07/15

catoo

0
スマホを片手に、Wikipediaやコトバンクで調べながら作品を読むと、イメージが掴みやすくなる。 難しい言葉や時代背景や場所を調べるながら読むと、より作品に入り込める。考察しやすくなる。また脱線するのも良い。 作品を通じての感想は人それぞれ。自分なりの考察が出来ると良い。 せっかく読書をするので、難解な言葉を調べながら読むと、知識も増える。 スマホで調べながら読んでいくと、時間は掛かるがイメージはしやすい。「ただ読むだけ」が減っていく。2025/03/02

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