おとぎ話と神話に隠された古代史の真実

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おとぎ話と神話に隠された古代史の真実

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305710123
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

お伽話を読み解くことで、古代史の隠された真実が解ける!

桃太郎、浦島太郎、かぐや姫、一寸法師、海彦山彦……誰もが幼きころから耳にしてきたお伽話。実はそのお伽話たちには古代史の謎を解き明かすヒントが散りばめられている。古代の日本の歴史が書かれているとされている『古事記』や『日本書紀』に登場する神話は、お伽話よく似ているものが多い。

子供のころに伝え聞いたお伽話は牧歌的だったが、それは現代人がお伽話の「凄み」を 見落としているからで、裏側には、「敗れた者たちの恨みつらみ」が、籠められている。 だから、お伽話の深層をのぞき見るだけで、古代史の解明につながるはずだ。 不思議なことに、お伽話は『日本書紀』や『古事記』の記事とよく似ている。たとえば、 『日本書紀』や『古事記』の中に、かぐや姫や浦島太郎の「そっくりさん」が登場する。 そして、そのそっくりさんたちは、神話や歴史のなかで、キーマンとなって活躍している。 海幸山幸神話では、籠(亀甲紋だから、亀のイメージ)に乗った天皇家の祖神が、海神 の宮に赴き、美女(女神)と快楽に溺れ、三年後にもどってきたとある。また神武東征説 話の中で、瀬戸内海に亀に乗った男が現れ、案内役を買って出ている。お伽話の浦島太郎 は、これら『日本書紀』に描かれた「浦島太郎もどき」をモデルにして、編み出されたの だろう・・・・。いったい、なんのために? かぐや姫にしても、『古事記』には「迦具夜比売命[かぐやひめのみこと]」が実在の 人物として登場し、しかも彼女の祖母は「竹野比売」で、「竹のお姫様」を名乗っている。 これはいったい何だ。かぐや姫にもモデルはいた・・・・。 さらに、近年考古学がヤマト建国の大筋を言い当てるようになって、『日本書紀』や『古 事記』の神話やヤマト黎明期の説話の中から、「隠された歴史」を再現できるようになっ てきた。神話や神武東征、ヤマトタケルなど、これまで荒唐無稽と思われていた物語の中 に、本当の歴史が残されていた可能性が高くなってきた。 お伽話と神話と考古がを組み合わすことによって、新たな歴史観が生まれるはずだ

歴史は時の勝者に都合よく改ざんされ、史実として残されてきている。お伽話には時の権力者に敗れ去った者たちをしのび、権力者を寓話になぞらえて糾弾するものが多い。お伽話を読み解きことで、古代史の隠された真実、秘められた謎が解けてくる。

【目 次】

はじめに

第一章 桃太郎と吉備津彦命伝説

「桃太郎」の原型は神話だった?

昔話の主役はみな「小さ子」「童子」

「桃太郎」が神がかっているのは桃のせい?

陰陽五行と桃

「桃太郎」の舞台は吉備?

吉備津彦命は四道将軍?

吉備津神社の鬼伝説

『雨月物語』にも登場する鳴釜神事

近畿地方の人びとは文明に抗った?

内容説明

勝者によって書き換えられた歴史の真相を敗れた者たちはおとぎ話に託した!子どものころに伝え聞いたおとぎ話は牧歌的だったが、それは現代人がおとぎ話の「凄み」を見落としているからで、裏側には、「敗れた者たちの恨みつらみ」が籠められている。

目次

第1章 桃太郎と吉備津彦命伝説(「桃太郎」の原型は神話だった?;昔話の主役はみな「小さ子」「童子」 ほか)
第2章 神話に登場していた浦島太郎やかぐや姫(浦島太郎は実在したと『日本書紀』はいう;『丹後国風土記』逸文の浦島太郎伝説 ほか)
第3章 『竹取物語』と神武東征の物語(なぜかぐや姫は賎しい者に育てられたのか;聖なる者が蔑まれていく ほか)
第4章 一寸法師と神功皇后の奇妙な接点(一寸法師は鬱屈した貴種の末裔;一寸法師が住吉の子という設定に意味がある ほか)
第5章 権力者を糾弾するかぐや姫(隼人と蝦夷が八世紀に反乱を起こした理由;竹取の翁と斎部氏のつながり ほか)

著者等紹介

関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅了され奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。以後、古代をテーマに精力的に執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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乱読家 護る会支持!

4
おとぎ話は、権力者を批判し、権力を追われた者たちを鎮魂する物語と考える著書。 日本人が怨霊化を恐れて、権力を追われた高貴な人たちを祀っていったと考える「逆説の日本史」シリーズの井沢元彦さんと響き合うような内容でした。 日本は敗者に優しい国ですね。2024/10/01

Hiroki Nishizumi

4
興味深く読めた。行間を読むという言葉があるが、行間だけでは不十分だと分かった。当時の歴史、政治、文化を背景知識として十分蓄えたうえで本当に言いたいことを探る必要がある、と。こりゃ大変なことだな。それゆえ面白く読めた。2024/08/31

白やぎさん

2
著者独自の大胆な推論が展開されているが、それだけに、これまでのほほんとおとぎ話を読んできた自分にはガツンとくるものがあった。隠されていることは何なのかを考えながら読まないといけないな。気を引き締めておとぎ話を再読してみたい。それにしても、神様や神社の名前とか長くて難しいし、読みにくい。漢字検定にでそう。2024/09/12

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