俳句ミーツ短歌―読み方・楽しみ方を案内する18章

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俳句ミーツ短歌―読み方・楽しみ方を案内する18章

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305709851
  • NDC分類 911.3
  • Cコード C0092

出版社内容情報

俳人であり歌人でもある著者による、俳句と短歌の両方をより深く、より自由に味わうためのガイド。

俳句と短歌の歴史やそれぞれの特徴、鑑賞する際の目の付けどころ、作句・作歌の考え方などの基本から、自由律、外国語やAIによる作品まで、様々な句・歌を例に挙げながら一般向けにわかりやすく解説します。



「俳句は五七五、短歌は五七五七七の字数を守って、季語を入れればいい?」

→どちらもなくても成り立つ作品あり

「内容は自分が実際に経験したことでないとだめ?」

→想像上の出来事でOK!

……などなど、気になる疑問に答えながら、柔軟な楽しみ方を紹介。

俳句や短歌の鑑賞をしたい人にも、自分で作ってみたい/実際に作っている人にも、新しい世界を広げてくれる一冊です。



【目 次】

はじめに

第一章 日本短詩の変態 和歌から俳句、川柳へ

第二章 言葉はどこから俳句になるのか 短歌、俳句、自由詩へ

第三章 明日はどっちだ 短歌と俳句、寺山修司の場合

第四章 歌語ネバー・ダイズ 短歌、俳句の語彙

第五章 「わかる」って、何がわかること? 短歌と俳句の解釈

第六章 季節は逆に回らない 「焼鳥」の本意は野鳥の焼鳥

第七章 キーワード探偵の冒険 心を開くカギはどこにある?

第八章 1+1=1 一つのものを見つめたり、二つのものをぶつけたり

第九章 空けたい歌人、切れたい俳人 歌句の切れ

第十章 「私」はどこまで「私」なの? 短歌と俳句の「私性」

第十一章 宇宙人を詠む方法 俳句とリアリティ

第十二章 旅の目的は詠むこと 歌枕と俳枕

第十三章 お花畑に生きてませんし 労働と生活の短歌・俳句

第十四章 恋しても、恋しなくても詠む恋というもの 恋歌と恋句

第十五章 ジェンダー的な 短歌と俳句の性と性別

第十六章 季節のない街で 日本人が海外で読む

第十七章 外国語俳句がマジョリティ 地球の俳句

第十八章 AIと第二芸術論 AIと人間の俳句・短歌

出典一覧

おわりに

内容説明

俳句と短歌を、もっと自由に楽しむために。古典的名作から自由律、AIまで。俳人であり歌人でもある著者による、俳句と短歌の両方をより深く味わうためのガイド。

目次

日本短詩の変態 和歌から俳句、川柳へ
言葉はどこから俳句になるのか 短歌、俳句、自由詩へ
明日はどっちだ 短歌と俳句、寺山修司の場合
歌語ネバー・ダイズ 短歌、俳句の語彙
「わかる」って、何がわかること? 短歌と俳句の解釈
季節は逆に回らない 「焼鳥」の本意は野鳥の焼鳥
キーワード探偵の冒険 心を開くカギはどこにある?
1+1=1 一つのものを見つめたり、二つのものをぶつけたり
空けたい歌人、切れたい俳人 歌句の切れ
「私」はどこまで「私」なの? 短歌と俳句の「私性」〔ほか〕

著者等紹介

堀田季何[ホッタキカ]
俳誌「楽園」主宰、歌誌「短歌」同人。俳句により、芸術選奨文部科学大臣新人賞、現代俳句協会賞、芝不器男俳句新人賞齋藤愼爾奨励賞、短歌により、日本歌人クラブ東京ブロック優良歌集賞、石川啄木賞。現代俳句協会理事、国際俳句協会理事、現代歌人協会会員、日本歌人クラブ会員、日本文藝家協会会員。詩歌を中心に、多言語多形式で執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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ネギっ子gen

51
【やまとうたは、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける。世中にある人ことわざしげきものなれば、心におもふことを見るものきくものにつけていひだせるなり。(『古今和歌集』仮名序)】『人類の午後』の著者による、俳句と短歌を自由に楽しめるよう、俳句と短歌の様々な側面を紹介する書。<和歌が5音と7音に整えられていく過程において、“歌う”都合は重要だったと思います。現代の短歌はおおむね黙読されることを前提に作られていますが、古くは儀式や宴会などで節をつけて歌うように声に出してよんでいたと考えられています>と――⇒2025/02/05

なお

34
日本で最初に三十一文字の歌を作ったのは八岐大蛇を退治した素戔嗚(須佐之男)であったと『古今和歌集』を編纂した紀貫之は序文で記した。その短歌が「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣つくる その八重垣を」である。本書は短歌(和歌)から俳句が詠まれる過程、外国語俳句やAIが読む俳句までも記述している。伝統的な俳句や短歌がある一方で自由律俳句や無季の俳句、前衛短歌がある。様々な世界観があるのでまず好きな短歌や俳句を見つけ、興味を広げていくのが良さそう。言葉を輝かせる「キレ」についてもう少し詳しく知りたいと思った。2023/08/12

あや

27
短歌も俳句もされる堀田季何による、短歌と俳句の歴史を進化を俯瞰的に捉えた、その読み方楽しみ方を案内するとても楽しい本。堀田さんの博識や、その内容のわかりやすさに感嘆する。私は短歌が主ですが、俳句も詠むので、とても楽しめました。個人的には、和歌の歴史、俳句の歴史、プロレタリア短歌の章が面白かったです。2024/08/15

かふ

18
堀田季何は新興俳句の流れを汲む俳人であり、俳句を短詩と捉える。だから有季定型ではない俳句もあるという。その点は共感するところがあった。季語については疑問も溶けたのだが(無季でも季重なりでも構わない)、俳句の切れについては難しいと思ったらNHK俳句で四週にわたって「切れ」をやると言う。この本の中では「切れ」はそれほど重要視する必要はないということなのだが。「キーワード」という強度を持つ言葉、それが季語になったり切れになったりするという。私性に関しては虚構性は文学では当たり前なのにと思う。2024/12/01

tom

17
ときどき短歌、俳句を読むことがあり、それなりに楽しんできたのに、知らなかったこと多々。いちばんは短歌は自分の体験を語るものだという「常識」。恋の歌、恨みの歌・・いいなと思ったあの句は、体験を語ったものでしたか。自分をさらけ出す、そんな恐ろしいこと、よくもまあできるものだと驚く。俳句の季語もまた同じ。俳句に季語あり、川柳に季語なし、そんなふうに思っていたけれど、そうじゃなかった。ついでに、こんな句、「胃の底に沈黙の水十三夜」「鳥の巣のふれるかたちの手を握る」、これはAIが作ったものでした。そうでしたか。2023/08/26

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