古典モノ語り

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古典モノ語り

  • 山本 淳子【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 300p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305709783
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

争いの舞台装置「牛車」、言えない言葉を託した「扇」、中と外の人の距離感が表れる「御帳台」……。

小物から家具、植物など、古典文学には人物の感情や象徴的意味を表現する印象的な“モノ”が数多く登場します。



本書ではそうした“モノ”にスポットを当て、古典文学の新しい読み解きかたを提案。

『源氏物語』や『枕草子』などの名作から知る人ぞ知る史料まで、幅広い作品での描写を挙げながら、それらの“モノ”に込められた意味と担った役割を解説します。



章ごとに“モノ”をピックアップしてそれにまつわるエピソードを紹介しているので、古典が苦手な人でも楽しみながら当時の知識を学べます。古典が好きな人にとってはより作品の理解を深め、新しい味わい方を見つけるのにぴったりの1冊です。





【目 次】

はじめに

目次

本書で登場するモノたち

第1章 牛車1 走る

第2章 牛車2 争う

第3章 築地1 囲む

第4章 築地2 呼び込む

第5章 橘1 実る

第6章 橘2 待つ

第7章 犬1 集う

第8章 犬2 呼ぶ

第9章 ?1 整える

第10章 ?2 手こずる

第11章 御帳台1 護る

第12章 御帳台2 侵す

第13章 扇1 あおぐ

第14章 扇2 託す

第15章 物への書き付け1 切羽詰まる

第16章 物への書き付け2 遺す

引用作品・参考文献

引用作品概要

地図等

あとがき

内容説明

日常の道具を通して見る平安貴族たちの詩情と愛憎。争いの舞台装置「牛車」、言えない言葉を託した「扇」、中と外の人の距離感が表れる「御帳台」…。古典文学には人物の感情や場面を表現する印象的な“モノ”が数多く登場します。

目次

牛車1 走る
牛車2 争う
築地1 囲む
築地2 呼び込む
橘1 実る
橘2 待つ
犬1 集う
犬2 呼ぶ
〓1 整える
〓2 手こずる:御帳台1 護る:御帳台2 侵す
扇1 あおぐ
扇2 託す
物への書き付け1 切羽詰まる
物への書き付け2 遺す

著者等紹介

山本淳子[ヤマモトジュンコ]
京都先端科学大学教授。京都大学文学部卒業。高等学校教諭等を経て、1999年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都学園大学助教授等を経て、現職。『源氏物語の時代』(朝日選書、2007)でサントリー学芸賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sofia

40
よかった。『源氏物語の時代』の山本淳子さんの書いた本ならおもしろいはず。たくさんの原典を読んでいるならではのモノに対する思いの比較。牛車、御帳台、扇などなど登場する場面によって深い意味や思いがある。源氏物語のあの場面のモノにはこんな意味があったとか、おもしろい話ばかり。個人的には御帳台の中に入ってみたい。2023/03/24

rosetta

33
モノに纏わる古典のエピソードを取り上げる。作者の専門から主に平安文学。牛車、築地、橘、犬、泔(ゆする)、御帳台、扇、物への書き付けの七つのテーマに分け、長くても十行程の古典の引用、作者による現代語訳(これがまたふるっている)、解説というパターン。モノに拘るならもっと図版があってもよかったのでは?あまり今まで古典を読んでも気にしなかったが、と言うか解釈で精一杯でそこまで考える余裕がなかったが(笑)面白い視点だと思う。御帳台は室内にテントを張っているようで楽しそう。2023/02/18

りー

26
平安世界に易々と誘われる山本さんの本。今回は「物」にピントを合わせている。伊勢、源氏、落窪等の名場面は物を見つめることによって更に深く読み取ることができる。牛車、犬、髪を洗うための盥、御帳台…。取り上げる「物」は、最新の発掘成果とも合わせて語られており、今後の研究によって紐解かれるのが楽しみになった。橘について書かれた部分では、古事記万葉集まで遡る日本人が紡いできたイメージの連鎖を引き出していて、なるほどな、と思わされた。橘に対応して読まれることが多い郭公は、額田の歌→死のイメージへと繋がるのか!2023/10/01

ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

18
平安時代中心にあるあるモノによる感情、儀式など・・古典ので見てみる世界。多く参考にしているのが「源氏物語」「枕草子」。彼女たちは内裏でいろんなモノを見たからだろうか。2023/05/16

はるま

16
おもしろかったです 初読作家 というか大学での教鞭を取られている先生 枕草子の研究者でありながら、当然のことながら幅広く古典造詣の深さが、読んでいてたっぷりと伝わってくるし それでいて平易な丁寧な解説 それに原典も掲載と言うことなしですね 巻末の引用作品はなんと50冊 僕なんかその半分の題名すら知らないわ それとその作品概要を読むに読んでみたいなと(もちろん原典は無理ですが)思わされる作品がいくつもあった 本作はモノに視点を置いた観点での当時の文化や社会風俗の様子がたっぷりと堪能 何度も繰り返し読みたいな2023/11/29

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