出版社内容情報
平安時代から現代までの天皇・親王の歌(桓武天皇~明仁上皇)29 首を鑑賞、解説。本書は旧来、あまり顧みられていない江戸時代の天皇の和歌に比重をおき、江戸時代以前については江戸時代の天皇と関わりの深い天皇を選ぶ。民や国を思う祈りの歌、国の理想を詠んだ歌など、歴代の天皇が詠んできた和歌の伝統を引き継ぎながら、時代の新たな局面に柔軟に応じつつ、詠出されてきた天皇の和歌を中心に配列する。
内容説明
平安時代から現代までの天皇・親王の歌(桓武天皇~明仁上皇)29首を鑑賞、解説。本書は旧来、あまり顧みられていない江戸時代の天皇の和歌に比重をおき、江戸時代以前については江戸時代の天皇と関わりの深い天皇を選ぶ。民や国を思う祈りの歌、国の理想を詠んだ歌など、歴代の天皇が詠んできた和歌の伝統を引き継ぎながら、時代の新たな局面に柔軟に応じつつ、詠出されてきた天皇の和歌を中心に配列する。
目次
今朝の朝け鳴くちふ鹿のそのこゑを聞かずは行かじ夜は更けぬとも(桓武天皇)
かくてこそみまくほしけれ万代をかけてにほへる藤波の花(醍醐天皇)
あふさかもはてはゆききの関もゐず尋ねてとひこきなばかへさじ(村上天皇)
幾千代とかぎらざりける呉竹や君がよはひのたぐひなるらん(後白河天皇)
奥山のおどろが下もふみわけて道ある世ぞと人に知らせん(後鳥羽天皇)
ももしきやふるき軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり(順徳天皇)
ここにても雲井の桜さきにけりただかりそめの宿と思ふに(後醍醐天皇)
埋もれし道もただしきをりにあひて玉の光の世にくもりなき(正親町天皇)
わきて今日待つかひあれや松が枝の世世の契をかけて見せつつ(後陽成天皇)
世に絶えし道ふみ分けていにしへのためしにもひけ望月の駒(後水尾天皇)〔ほか〕
著者等紹介
盛田帝子[モリタテイコ]
宮崎県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、大手前大学総合文化学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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しゅてふぁん
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
そーすけ
天婦羅★三杯酢