内容説明
相互的な性質を持つ日本と中国の異言語語彙交流の史実がわかる。漢字による新語造出のメカニズムや、表意文字としての漢字語の異言語交流の流布・受容の過程を、言語接触という言語学的な観点から解明。漢字文化圏の新した漢字語には、アジアの近代の真実が潜んでいる。
目次
研究編(序論;日本語借用語研究概説;日本語借用語の研究史;日本語との出会い―近代前期における中国の知識人と日本語;西学東漸と日本語借用語―英華辞書類を中心に;中国語における日本語の受容について)
語誌編
資料編
著者等紹介
沈国威[シンコクイ]
1954年、中国遼寧省に生まれる。1991年3月、大阪大学文学研究科博士課程単位取得、満期退学。博士(文学)。神戸松蔭女子学院大学講師等を経て、関西大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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