「文芸復興」の系譜学―志賀直哉から太宰治へ

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  • サイズ A5判/ページ数 377,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305707703
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0093

内容説明

戦後文学や現代文学の礎が築かれた、1935年を軸とする前後5年間に巻き起こった「文芸復興」を検証することから、近代日本の文学史自体を相対化し、見直していく。戦後文学・現代文学の読解の新たな可能性を導き出していく書。

目次

第1部 文学史の形成と「文芸復興」―平野謙の文学史観を中心とする戦後研究の検証(戦後批評と「文芸復興」―一九五〇年代;純文学論争への道程―一九六〇年代;「神話」化された「文芸復興」―一九七〇年代以降)
第2部 「純文学」外の要素と「文芸復興」―ジャーナリズム・大衆文学を中心に(企図された「文芸復興」―志賀直哉「萬暦赤絵」にみる既成作家の復活;「円本ブーム」後のジャーナリズム戦略―『綜合ヂヤーナリズム講座』を手がかりに;読者意識と「大衆文学」―純文学飢餓論争にみる「文芸復興」の底流;黙殺される「私小説」―直木三十五「私 眞木二十八の話」にみる文学ジャンルの問題)
第3部 「モダニズム文学」の命脈と「文芸復興」―「新興芸術派」の位置(「文芸復興」期における「新興芸術派」の系譜―龍胆寺雄から太宰治へ;「文芸復興」期における文学賞の没落と黎明―「『改造』懸賞創作」と「芥川龍之介賞」;「ナンセンス」をめぐる戦略―井伏鱒二「仕事部屋」の秘匿と「山椒魚」の作家の誕生;「私」をめぐる問題―牧野信一「蚊」にみる「文芸復興」の一源泉)
第4部 「文芸復興」からみる太宰治―新進作家の登場(「通俗小説」の太宰治―黒木舜平「断崖の錯覚」の秘匿について;生成する“読者”表象―太宰治「道化の華」の小説戦略;市場の芸術家の「復讐」―「道化の華」と消費社会)

著者等紹介

平浩一[ヒラコウイチ]
1975年、兵庫県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科修士課程・博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC2→PD)などを経て、国士舘大学文学部准教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆに

1
ジャーナリズムと文学の関係についての部分は、研究手法として非常に参考になった。恣意的な判断や評価を抑えながら、実証的にテクストの新たな読みを開いていく鮮やかな手際はすごい。2017/07/02

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