内容説明
人生の傍に詩という良き伴侶を。時代順にならべ鑑賞と注釈を添えた近現代詩入門。敗戦から昭和の終わりまでの40年、近代詩と区別し現代詩と呼ばれる本書所収の詩は、今を生きる我々にも繋がる生々しさが溢れている。詩の背後に隠れているものを、深い読みにより浮かび上がらせる。72篇収録。
目次
栗原貞子 生ましめん哉『黒い卵』
三好達治 祖母『測量船(南北書園版)』
永瀬清子 だまして下さい言葉やさしく『大いなる樹木』
堀口大学 母の声『人間の歌』
伊東静雄 夏の終り『反響』
永瀬清子 美しい国『美しい国』
丸山薫 北の春『仙境』
壼井繁治 熊『壼井繁治詩集』
金子光晴 富士『蛾』
三好豊一郎 囚人『囚人』〔ほか〕
著者等紹介
西原大輔[ニシハラダイスケ]
1967年(昭和42年)、東京に生まれる。1989年(平成元年)、筑波大学比較文化学類卒業。1996年(平成8年)、東京大学大学院総合文化研究科満期退学。シンガポール国立大学、駿河台大学を経て、広島大学大学院教授。学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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