内容説明
変容し続けてやまない説話と説話集をどう捉えればいいか。それぞれの古代説話集が、説話を収集し表現していく様相を分析し、説話集が読まれ、書写され、引用され、増補され、抄出され、他のジャンルと交渉していく状況を総体的に把握し記述した。
目次
第1章 説話と説話集
第2章 日本霊異記
第3章 三宝絵
第4章 法華験記
第5章 打聞集
第6章 今昔物語集
第7章 説話の場と説話集の生成
著者等紹介
森正人[モリマサト]
1948年鹿児島県生まれ。1971年、熊本大学法文学部卒業、1976年、東京大学大学院博士課程中途退学。愛知県立女子短期大学・愛知県立大学文学部講師、助教授、熊本大学文学部助教授、教授を経て、熊本大学大学院社会文化科学研究科教授。専攻は日本古典文学。特に古代・中世の物語および説話集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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