目次
1 忍者の仕事
2 忍者の歴史(伊賀忍者の歴史;甲賀忍者の歴史;鈎の陣 ほか)
3 忍術と忍具(忍術とは;忍術書;陽忍と陰忍 ほか)
4 忍者エッセイ(特別寄稿)(修験と忍者;『NARUTO』と『ONE PIECE』)
著者等紹介
山田雄司[ヤマダユウジ]
三重大学人文学部教授(日本古代・中世信仰史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
43
既読本の中で紹介されていた『萬川集海』という古文書を知り、原典を読み下すのは無理そうなので本書を購入。元は自費出版だったが、増補を機に大学教授の勧めにより自分のような者も読めたことは幸いだ。忍者の成り立ちから、戦国時代の隆盛、そして江戸時代を画期とした忍者の終焉までを概観できた。わず48ページと薄い本だが、オールカラーと贅沢な製本。裏表紙には〇年〇組 名前を記入する部分があって、伊賀・甲賀地方の小学校の副読本になっているのかな?2024/11/08
藤の香り
9
確かに、教科書かもしれないですね。忍術のこととか、からくり屋敷のこととかのことが知りたい方には当て外れかもしれませんが、 忍者の歴史を、コンパクトに 真面目に 知りたい方には楽しい本だと思います。喉を潤す丸剤や、お腹が空いた時の丸剤のレシピは面白かったです。 5ミリほどの厚さの教科書でしたが、一つ一つのテーマを噛み締めて寄り道していると、読み終えるのにと〜っても時間がかかりました(笑)2014/12/15
邑尾端子
4
ウィキペディアからの引用とかは正直どうかとも思ったが、やさしい文章で小さな子供でも「忍者とはなにか」が摑めるよう要点がよくまとまっている。古文書などの史料写真も挿絵としていくつか掲載されており、特に解説はないがよく見ると内容が結構恐ろしかったり(夜に犬の首を切り其の血を云々とか書いてある)して、細かく見ると面白い。2014/10/11
どらんかー
2
忍者の歴史が載っており大変面白いです。2024/02/10
amabiko
2
小学生向けを意識してか、文章そのものはやさしく書かれるが、使われる用語が難しいのが残念。多くの忍者本との差は多彩な資料図版。「萬川集海」だけでも七種類もの写本の写真を使っていて贅沢。伊賀と甲賀がバランスもよく扱われ、忍者の歴史を概観する大人向け入門書としては最適。価格が安いのもよい。2018/02/11
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