「私」という方法―フィクションとしての私小説

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「私」という方法―フィクションとしての私小説

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  • サイズ A5判/ページ数 348,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305706805
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0093

内容説明

「私小説」という概念の出現は、何を変えたのか。論者たちの小説解釈を方向付け、小説家たちの自己認識にも影響を与えた「私小説」という概念の出現。私小説概念とともにあった志賀直哉、葛西善蔵、梶井基次郎、太宰治等の小説・論評を読み直す試み。

目次

1 志賀直哉と葛西善蔵(「濠端の住まひ」という時空;葛西善蔵の「場所」―「哀しき父」をめぐって;葛井善蔵の方法―「蠢く者」を中心に)
2 梶井基次郎(「檸檬」の方法;三つの短篇―「城のある町にて」・「冬の日」・「蒼穹」;「ある崖上の感情」―未完の物語;「のんきな患者」―文学史の中の梶井基次郎)
3 太宰治(「道化の華」とアンドレ・ジッド;「八十八夜」―成熟という主題と語りの相対性;「春の盗賊」―「私」というフィクション)
4 「心境」・「芸術」・転向小説(「心境」への憧憬―抱月の「心鏡」論と二つの「闇の絵巻」論について;「芸術」という境地―内容的価値論争について;転向文学論の論理と転向小説の実際―村山知義の「白夜」をめぐって)
5 いくつかの作家・作品論(中村憲吉における「中央」と「地方」;芥川龍之介の額縁小説と大正期読者の小説受容;横光利一「家族会議」の方法)

著者等紹介

樫原修[カシハラオサム]
1950年、香川県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。学習院女子短期大学を経て、広島大学大学院総合科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。