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出版社内容情報
文学は言語メディアによって想像・定着させられた現実世界だが、この別次元の世界においても、それに同調あるいは反逆する動きが現れてくる。そうした美的主体が、ドイツ文学の詩、散文、演劇、大衆文化などにおいていかに出現し受容されてきたかという点を主軸に18世紀から現在に至るまでのドイツ文学の流れを考察している。序論でドイツ民族や国家、ドイツ言語世界の成立などの基本的事項を概観した後、各時代のドイツ文学とそれに関連した文学運動、社会的背景を解説。最終章で21世紀に入った文学に残された表現の可能性を言及。
1.ドイツ文学の流れ
2.新しい抒情の誕生
3.シュトゥム・ウント・ドラングと
4.演劇的文化世界の拡大
5.文学に託された夢と可能性
6.社会批判とリアリズム文学
7.世紀末前後の詩人たち
8.世紀末前後の散文世界
9.世紀末前後の演劇と大衆文化
10.ワイマル時代の文学
11.20世紀の演劇と大衆文化
12.戦後ドイツの詩的世界
13.東西対立の中のドイツ散文
14.20世紀後半のオーストリア・スイス文学
15.ドイツ統一から21世紀へ