目次
和歌(秋風の吹上に立てる;このたびは幣も取りあへず;桜花主を忘れぬ;君が住む宿の梢の;天つ星道も宿りも ほか)
漢詩(月夜に梅花を見る;春日、丞相の家の門を過ぐ;尚書左丞の餞の席にて;駅楼の壁に題す;漁父の詞 ほか)
著者等紹介
佐藤信一[サトウシンイチ]
1961年香川県生。東京大学大学院人文科学研究科修士課程(国語国文学専攻)修了。現在、白百合女子大学国語国文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
58
#菅原道真 #和歌 秋風の吹上に立てる白菊は花かあらぬか浪の寄するか #返歌 春風の吹上に立てる白菊は花はなくとも酒酌み交わす #解説歌 浩養園札幌麦酒工場の跡地吹上公園前に 白菊のワンカップ買い歩いてく桜の名所鶴舞公園 吹上と鶴舞公園間にある名工大の部室に籠る2016/01/28
しゅてふぁん
56
これまで読んできた和歌の解説の中でこんなにも漢詩が引用されているものは初めて。道真を語るには漢詩は不可欠ということか。彼の和歌には漢詩の表現や故事がたくさん隠れていて面白い。そして教養の深さには本当に驚いた。学者だのもの当然だと言われればその通り、でも実際に触れてみるとやっぱり凄いなと思う。本書の漢詩の掲載は八編、その解説では耳にしたことがある古代中国の古典籍全てが出尽くした感がある(もちろん知らないものもたくさんある)。これら全てが頭に入ってたのかな。さすが‘学問の神様’だ。梅咲く時期に読めて良かった。2019/03/13
HH2020
0
◎ わかりやすい解説。2013/02/08
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- 和書
- 現代税法の構造