内容説明
ヴィヨン、ランボー、ネルヴァル。フランスの三詩人を坩堝として、太宰治、小林秀雄、中原中也、石川淳、富永太郎、芥川龍之介、井伏鱒二らが行った「言葉の錬金術」に立ち会う書。近代日本文学の形成にフランス文学はどんな役割を果たしたか。
目次
フランソワ・ヴィヨンと富永太郎、芥川龍之介、井伏鱒二
詩人と批評家―中原中也と小林秀雄のことば
小林秀雄 ランボー ヴァレリー―斫斷から宿命へ
「間抜ヶ野郎ヂェラルド」―ジェラール・ド・ネルヴァルを通して見る中原中也
ネルヴァルのマントに誘われて―石川淳「山櫻」における風狂の詩情
小林秀雄における「事件」―「ランボオの問題」の場合
「椿屋のさつちやん」の誕生―太宰治「ヴィヨンの妻」における詩的創造
著者等紹介
水野尚[ミズノヒサシ]
関西学院大学文学部教授。慶應義塾大学文学研究科博士課程単位認定退学。パリ第12大学(クレテイユ)文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あめり
1
小林秀雄、視覚的。中原中也、聴覚的。これ印象に残った。あとネルヴァルの間抜け野郎…共感!…でもわたしゃネルヴァル好きなんだよね。2012/12/27
GUZ9292
0
それぞれにわかりやすく面白く。 当時の人々に影響を与えた外国の詩人、小説家の作品や人柄、文学論などなどは今の研究解釈とは当然ながら隔たっていて、当時どのように訳されどのように受容されたかっていうことを、個人にとって、社会にとってそれぞれにじっくり考えるのはすごく興味深いなぁと。 かつて誰かが読んだように読むというのは浪漫・・・!!2017/12/03




