「むだ」と「うがち」の江戸絵本―黄表紙名作選

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「むだ」と「うがち」の江戸絵本―黄表紙名作選

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305705761
  • NDC分類 913.57
  • Cコード C0095

内容説明

三〇年間に二〇〇〇種以上刊行され、町人や下級武士に多く読まれた、江戸時代のベストセラー文学、黄表紙。ふざけた笑いに満ちた、江戸のナンセンス絵本文学を、読んでみませんか。原文と現代語訳、解説付き。

目次

金々先生栄花夢
辞闘戦新根
江戸生艶気樺焼
天下一面鏡梅鉢
的中地本問屋

著者等紹介

小池正胤[コイケマサタネ]
1930年生、東京学芸大学名誉教授

有働裕[ウドウユタカ]
愛知教育大学教員

佐藤智子[サトウサトコ]
世田谷区立桜小学校教諭

杉本紀子[スギモトノリコ]
東京学芸大学附属国際中等教育学校教諭

瀬川結美[セガワユミ]
東京学芸大学教育研究支援部学術情報課職員

檜山裕子[ヒヤマユウコ]
立教女子学院中学校・高等学校教諭

細谷淳人[ホソヤアツヒト]
東京都立八王寺東高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

62
絵本文学の系統を踏まえた黄表紙の作りや歴史を前置きに、掲載作品を堪能。[場面解説]と脚注が、作品の時代背景の理解を深める一助。用語など詳細を網羅。明治で喪失するその意義?いやいや、味わいは不変、文化也。掲載作品からまず『金々先生栄花夢』。夢と”粟餅”の時間の対照性。読後に腹落ちする意次盛衰の暗喩。興味深いのは、京伝と参和の対極性。大袈裟にいえば、粋vs.下衆。『的中地本問屋』が遺した丁合過程は、黄表紙という観点でも意義深い。手持ちの黄表紙を眺め、その工程を頭に浮かべる。古文書の世界の深みが楽しみと比例。2022/10/12

syota

29
18世紀末から19世紀初頭にかけて出版された黄表紙の代表作5編が収録されている。初版本の該当ページ、原文、現代語訳、注釈、場面解説が見開きに収まっていて読みやすい。中でも一番読み応えがあったのは、黄表紙最盛期に山東京伝が書いた『江戸生艶気蒲焼(えどうまれうわきのかばやき)』。ピント外れでおバカな若旦那である艶二郎が繰り広げるナンセンス・コメディなのだが、金のために言うことを聞いてはいても内心シラけている浮名(と言う名の遊女)の存在が絶妙の効果を上げていて、作品に奥行きをもたらしている。2018/11/18

山がち

3
薄くて読みやすく、また廉価であるものの、実際に参考価値も高いように思った。『日本古典文学大系』『日本古典文学全集』などでは黄表紙は影印と翻刻と注しかなく、私のように古典の文章になじみのない人間にとっては正直黄表紙は読みにくいところが多かったのだが、これには現代語訳までついていてかなりありがたかった。『的中地本問屋』は、現代でも似たような趣向が「変わった」ものとしてしばしば現れるが、これが当時どのように受け入れられたのかが気になる。それだけではなく、知識がないので読みにくいものの、当時の出版が見れて面白い。2013/10/28

ウハタ

2
面白かった〜!5作の草双紙が入った1冊。くずし字が書かれた元の本文、活字版、現代語訳、注釈、場面解説で構成されているので読み安い。もじりとか地口とか、注釈がなかったらサッパリ。言葉の擬人化に日本人変わんねぇなと思ったり、当時の製本の流れとか、一応知ってるけどやっぱり読んでて面白かったり。こういう本もっとあったら良いのに。元の画がもっと大きかったらくずし字読む練習がし安いんだけどなぁ。2019/08/09

紅独歩

2
かつてこんなにも面白い本が読まれていたのだ、という事を広く喧伝するためにこういう本はどんどん出て欲しい。しかし残念ながら、画面が小さすぎる。(教養文庫「江戸の戯作絵本」と同じサイズ)画面の隅々まで散りばめられた遊び心が黄表紙の魅力なのだから、もうひと踏ん張り楽しませて欲しかった。しかし「辞闘戦新根」や「的中地本問屋」は一読の価値あり。ご先祖サマ何やってんすか、と呆れかえること必定。2012/02/27

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