内容説明
古代・中世・近世の、漢詩や和歌、物語や日記、注釈書や楽書に、様々な視点から迫り、新たな問題意識を喚起していく書。
目次
第1部 古代・中世の漢詩・和歌(応制詩の述懐―勅撰三集から菅原道真へ;拾遺集賀部・雑賀部の配列と屏風歌;正宗敦夫旧蔵升底切本『金葉和歌集』考 ほか)
第2部 古代・中世の日記・物語(「さ夜ふけてかくやしぐれのふりは出づ」兼家に対する道綱母―『蜻蛉日記』上巻57番歌の場面;和歌の書記法;日本語史上の大島本源氏物語 ほか)
第3部 中世以降の諸文献(『竹〓(ぶ)眼集』について―狛氏嫡流の楽書
地蔵寺蔵『三宝感応要略録』の書き入れについて―蓮体が見たもの
今治市河野美術館蔵「不知夜記」(仮題)をめぐって―付・天理図書館蔵『阿仏記』のこと ほか)
著者等紹介
伊井春樹[イイハルキ]
1941年愛媛県生まれ。広島大学大学院修了。文学博士。大阪大学名誉教授。愛媛大学助教授、国文学研究資料館助教授、大阪大学大学院教授、人間文化研究機構理事、国文学研究資料館館長を経て、現在、逸翁美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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