内容説明
高村光太郎、室生犀星、萩原朔太郎、三富朽葉の四人に焦点をあて、“詩”の在りかを求める詩人たちの多様にして個性的な試みを辿る。
目次
はじめに 日本近代詩の成立
第1章 “口語自由詩”というアポリア
第2章 口語自由詩と“声”―高村光太郎『道程』
第3章 小曲の可能性―室生犀星『抒情小曲集』
第4章 散文の詩学―萩原朔太郎『青猫』
第5章 散文詩という領域―三富朽葉「生活表」
おわりに 大正末期―口語自由詩をめぐる新たな状況
著者等紹介
佐藤伸宏[サトウノブヒロ]
1954年、宮城県石巻市に生まれる。東北大学文学部卒業、東北大学大学院文学研究科博士課程退学。ノートルダム清心女子大学文学部、宮城学院女子大学学芸学部を経て、東北大学大学院文学研究科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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