内容説明
俳文学と「おくのほそ道」を愛する、すべての人へ―。芭蕉は、どうやって捜せばいいのか?芭蕉を追いかけつづけた、「奥の細道の番人」、最後の書。
目次
芭蕉伝余考(さまざま桜;芭蕉庵焼亡―江戸大火の実況報告 ほか)
『鹿島詣』随想(風狂の旅『鹿島詣』;鹿島への道順 ほか)
『おくのほそ道』探訪(俳諧紀行『おくのほそ道』;『継尾集』と『おくのほそ道』 ほか)
従来説の検証(『唐本事詩』は『本事詩』の誤り;芭蕉「又やたぐひ長良の…」の典拠 ほか)
資料と考証(相楽等躬編『蝦夷文談抄』―翻刻と考証;莎青編『奥細道拾遺』―解題と翻刻 ほか)
付録(芭蕉知名辞典)
著者等紹介
久富哲雄[ヒサトミテツオ]
大正15年(1926)6月、山口県防府市生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院修了。国文学(近世俳文芸)専攻。東京都立目黒高等学校教諭、鶴見大学女子短期大学部教授(東洋大学短期大学・学習院大学・聖心女子大学・昭和女子大学等の非常勤講師兼務)を経て、鶴見大学名誉教授。2007年8月17日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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