内容説明
大火・竜巻・大地震・飢饉、源平の争乱に見舞われた激動の時代、人は何を思い、どう生きたか。時代を超え、今また現代人の胸に鋭く迫る一級の随筆を全文現代語訳。現地の様子がよくわかる詳細な地図と、鴨長明の生きた時代が理解できる年表、読解を助ける詳しい注付き。
目次
ゆく河のながれ
安元の大火
治承の辻風
福原への遷都
養和の飢饉
元暦の大地震
世に従へば、身、苦し
父かたの祖母の家
仮の庵のありやう
山中の景気
仮の庵もややふるさとになりて
手のやつこ、足ののりもの
三界はただ心ひとつ
一期の月けかたぶきて
著者等紹介
浅見和彦[アサミカズヒコ]
1947年生まれ。東京大学文学部卒業。成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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