内容説明
中世和歌の世界―その広がりと深度をどのように測り、どのように把握することができるのか。芸術行為の本質解明を目指した、稀代の文学研究者が残した膨大な論考群、全一冊。
目次
1 定家テキストの思惟(『三代集之間事』読解;『僻案抄』書誌稿(一)
『僻安抄』書誌稿(二)―追註『かはやしろ』の問題 ほか)
2 定家テキストへの参与(真名本から仮名本―“『詠歌之大概』享受史”措定のために;冷泉為和改編本『和歌会次第』について―“家説”のゆくえ;署名する定家、装われるテキスト―仮託書論の一視角 ほか)
3 身・心・知の系譜(歌論用語の一基軸;“心”のゆくえ―中世和歌における“主体”の問題;“伝受”の力点描)
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