内容説明
懐風藻、初の総合研究。本邦最古の漢詩集を東アジア文化の中で捉え、漢字文化圏における東アジアの共有財産として、また万葉集にも大きな影響を与えた日本文化の源泉としての真価を見出す。
目次
1 基調報告(懐風藻―東アジア漢字文化圏の漢詩)
2 詩讌と漢詩(君臣和楽と同志交遊と―『懐風藻』宴集詩考;懐風藻の侍宴応詔詩と中国文学 ほか)
3 東アジア交流(懐風藻にみる「風景」の成立―東アジアの中の古代文学;懐風藻と万葉集との交流 ほか)
4 懐風藻の詩学(懐風藻と中国の詩律学;懐風藻と中国詩学―『懐風藻』序文の意味するところ)
5 懐風藻の写本系統(懐風藻の諸写本)
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