内容説明
当時の女流作家が手を染めた代表的ジャンルである、和歌と物語と日記に、一つずつ作品を残した、紫式部。彼女にとっての、「家集」とは、「日記」とは、何であったのか。紫式部の日記と家集。この二作品を、源氏作者の心理性向や伝記の資料として見るのではなく、それぞれに独立した作品として評価する。
目次
第1部 紫式部日記(紫式部日記の成立と形態;紫式部の生活と思惟;紫式部日記の方法)
第2部 紫式部集(歌と人生;歌の配列と構成)
著者等紹介
原田敦子[ハラダアツコ]
1940年滋賀県に生まれる。1962年広島大学文学部文学科国語学国文学専攻卒業。1970年同志社大学大学院修士課程国文学専攻修了。現在大阪成蹊大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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