内容説明
著者が、長年にわたる自身の研究成果に基づいて、人間の認知作用の信頼性評価という難解な問題にどうアプローチしたらよいかを論じたのが本書である。具体的には、原子力発電所や航空機の事例がよく引用されているが、本書の内容はこれら特定の産業分野にとどまらず、認知工学やマンマシン・インタフェース全般に広く適用可能である。本書の中で著者が最も強調しているのは、「要素分解原理」に基づく解析的手法では、人間行動の本質は解明できないということである。
目次
第1章 行動、信頼性、そして望ましからざる結果
第2章 認知作用の信頼性モデルの必要性
第3章 人間信頼性評価の本質
第4章 モデルの基本構造
第5章 従属的弁別法
第6章 考察
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