内容説明
船舶による危険物の運送については、１９７４年ＳＯＬＡＳ条約（海上人命安全条約）第７章に規定されているが、これをうけ、我が国においては船舶安全法に基づく危険物船舶運送及び貯蔵規則において規制を行っている。個人の危険物の運送基準については、ＩＭＯ（国際海事機関）において、Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ｍａｒｉｔｉｍｅ Ｄａｎｇｅｒｏｕｓ Ｇｏｏｄｓ （勧告）ＩＭＤＧコードを策定し、船舶による危険物の安全運送を規制するとともに、国際運送における安全基準の整合を図っている。我が国は、昭和５４年４月に危規則を改正するとともに９月ＩＭＤＧコードをほぼ全面的に取入れた「船舶による危険物の運送基準等を定める告示」を制定した。今回の改正は、火薬類の全面的な見直しを行いＩＭＤＧコードの最新基準が取入れられたこと、また、危険物の品名についても可能な限りＩＭＤＧコードに忠実に訳したこと等これまで以上に告示とＩＭＤＧコードの整合が図られたものである。
