出版社内容情報
【目次】
内容説明
不気味なストーカーに目をつけられた彼女は、遠距離恋愛中の恋人と再会する。その日からすべてが思わぬほうへ転び始め…。「見つめていたい」 意地悪な義母と同居しながらも、なぜか“完璧な嫁”として称賛されているポジティブな彼女には秘密があり…。「幸せのマリアンナ」 人肌恋しい季節に始まったW不倫の関係値が崩壊し、命を狙われるはめになった彼女の予測不能な行動とは…。「パートナーズ・イン・クライム」 ほか、毒とスパイスが効いた6篇のスペシャリテを収録。
著者等紹介
秋吉理香子[アキヨシリカコ]
兵庫県出身。早稲田大学第一文学部卒業。ロヨラ・メリーマウント大学大学院にて映画・TV番組制作修士号取得。2008年、「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞し、2009年に同作を含む短編集『雪の花』でデビュー。2013年に発表した『暗黒女子』は映画化され大きな話題を集めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
akiᵕ̈
29
読み終えてこの可愛らしい装丁を見てみると、より不穏さが引き立ちゾクッと身震いしてしまう。6人の強かな女性たちが繰り広げる6つの短篇。ストーカーのストーカーっぷりに驚いていた所にその斜め上をいく結末に慄いた「見つめていたい」。良いこと探しが得意な出来た嫁の腹黒さが華麗すぎて人生楽しんでるなと逆に清々しい「幸せのマリアンナ」。W不倫で良い思いを味わおうだなんて下心にとんだトバッチリを食らった「パートナーズ・イン・クライム」がインパクト大。他3篇も心理的な語りがけがじわりとくる結末で、お腹いっぱい感ある読後。2026/01/29
ハルめめ
21
全員が悪女というわけではないけれど、六人の女性が抱えている問題や秘密。女性の強さが垣間見られたり男性の思惑も透けて見えたり面白い短編集。既読の作品もあったけれど楽しく読んだ。2026/02/05
TAKA
15
秋吉さんらしさ全開で楽しく、恐ろしく読了。悪女とはちょっと違う感じの人もいるけど、やはり女性の強さと逞しさの前では、どんなに虚勢を張ろうと張れば張るほど男が情けなく思えてします。そんな男どもを反面教師としていかなきゃダメだな。2026/02/06
ゆり
9
結婚式場のようなカバーに、ウェディングドレスのような綺麗な帯。そこからは想像できない秋吉先生らしい不気味で不穏な展開と、愛情と憎しみが交差する展開。あまりに出てくる女性陣が怖くて、最終章の『クリスマス・レシピ』は悪女たちのアベンジャーズという感じで終始鳥肌が止まらず。全てに美味しい料理が組み込まれているけど、読み終わったあとには食欲をなくします。私はこういう創作でしか味わえない、現実離れした気味の悪さが好きなので面白く読めました。くわがきあゆさん系統の作品が好きな方は好みだと思います。2026/01/28
小鳥
8
6篇の傑作短編集。とても面白くて一気読みでした。どんでん返しが好きな方にはとっておきの作品です! 3つは過去の作品で、他3つは書き下ろし作品です。どの作品も面白くて選べないくらいの秀逸さ。各作品のタイトルも好きだなぁ。6人の女性たちが出てきます。 ヒアミーアウト・ケーキが今っぽくて面白いなぁと。でも見つめていたいもすごかったし…んーやっぱりどれも面白くて選べない。これがレシピだったら、リピしたい。こういう傑作短編集を読むと読書してて良かったと思う。拍手。2026/01/26




