出版社内容情報
「言いたいことを言われて、
わたしがやり返さずにいると思ったら大間違いよ」
父に結婚を無理強いされそうになったジュリエットは家出し、
遠く海外で、車椅子に乗った少女の話し相手の仕事を得る。
いざ少女を訪ねると、そこはポルトガル貴族の邸宅で、
美しいグレーの瞳の男性に迎えられ、一目で惹きつけられた。
その男性はフェリペ・デ・カストロ公爵、少女の伯父だった。
彼は怪訝な表情を浮かべ、誰かが勝手に求人を出したと言う。
傲慢な公爵に魅力を感じて戸惑うジュリエットだったが、
少女が彼女に放った忠告がさらなる追い打ちをかける。
「前任者がクビになったのは、伯父に熱をあげたからよ」
【目次】



