出版社内容情報
もう恋人のふりはできない。
あなたの子を身ごもってしまったから。
エリサは落ち着きなく、年上の隣人キングのベッドに横たわった。
なぜ彼は電話で「僕のベッドで待っていてくれ」だなんて、
おかしな頼みごとをしてきたのかしら?
すると物音がして、キングが美しい女性を伴い寝室に入ってきた。
女性はエリサの姿を認め、明らかに動揺した様子で走り去った。
キングに事情を問いただすと、なんと彼女は彼の弟の妻だという。
つまり許されぬ想いを抱いた義妹を遠ざけるお芝居だったのだ!
エリサはふと、義妹へ向けるキングの優しい眼差しを思い返し、
胸がちくりとして動揺した──変ね。彼はただの友人のはず。
やがてエリサは自身の恋心に気づき、純潔を捧げてしまうが……。
ロマンス小説界の重鎮ダイアナ・パーマーの、鮮烈な初期作をお届けします。ヒーローと義妹の仲を訝しみ、嫉妬に耐えきれなくなったヒロイン。彼のプロポーズを断り、身重の体で家を出て、ひとりで新たな一歩を踏みだすことに。ヒロインの好感度の高い逸作です!
【目次】
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- 洋書
- Gedichte



