出版社内容情報
命の現場で出会った二人に届いた、
かけがえのない愛の贈りもの。
クリスマスを間近に控え、ロンドンにある総合病院の救急外来は
大勢の人でごった返していた。そんな現場にいきなり派遣された
看護師イモジェンは、チームを統括する若き名医アンガスに冷たく
あしらわれても、生来の明るさと患者への敬意を忘れない看護で、
しだいに周囲の信頼を得ていった。ある日、カフェででくわした
アンガスから、離婚直後であることやシングルの子育ての不安を
聞かされ、イモジェンは驚いた。まさか同じ境遇だったなんて!
二人はすっかり打ち解けて、急速に関係を深めていく。
だが一線を越えてベッドを共にした後、イモジェンは怖くなった。
私は彼を愛してしまった。でも……彼は本当に私を愛しているの?
ヒロインはヒーローのよき友人として寄り添おうとしますが、募る想いはもう隠しきれなくて……。看護師としてのプライドと、女性として母として奔放に生きたい願望との狭間で揺れ動くヒロインの心情を、実力派キャロル・マリネッリが丁寧に描き出します。
【目次】