出版社内容情報
【目次】
内容説明
骨董品店を営むハリエットは、一年で一番好きな季節の始まりに心躍らせていた。ところが今年はなぜだが不運続き。おまけにその夜、クリスマスの精霊を名乗る怪しげな男がいきなり現れる始末。やたらとハンサムなその男は、過去の記憶を巡り、彼女の運命を変えるという任務を受けやって来たという。疑いの目を向けるハリエットだったが、彼の手に触れた瞬間、時空を超えた不思議な旅が始まり―
著者等紹介
ボリソン,B.K.[ボリソン,B.K.] [Borison,B.K.]
胸がときめく温かみのあるロマンス作品で読者の心をつかんでいるベストセラー作家
吉井麗奈[ヨシイレイナ]
神奈川県生まれ。英米文学翻訳家。様々な職を経て、憧れだった翻訳の道へ。ノンフィクションからファンタジー小説まで幅広いジャンルの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
18
ハリエットの元に、文字通り突如現れたクリスマスの精霊を名乗るノーラン。ノーランの任務はハリエットの過去の記憶を巡り、クリスマス・イブまでに彼女の運命を変えて後任に引き継ぐというもの。自己肯定感の欠如の固まりのようなハリエットと、希望を抱く事もできず100年もの孤独の中にいたノーラン。ノーランがイブにはハリエットの元を去らなければならない苦悩が涙を誘います。でも本書はクリスマスストーリー。二人を待つ幸せな結末を期待してファンタジックなロマンス小説を最後まで堪能できました。2025/11/19
aiko
7
骨董店を営むハリエットは突然現れた精霊を名乗る不思議な男ノーランと自分の過去を巡る旅に。しかし次第にクリスマス・キャロルとは様相が違ってきて…? 自己を押し殺し母の顔色を伺って生きてきたハリエットと100年前に死んで以来変わらぬ現状に倦んでいるノーランが運命の出会いから段々と変わっていく過程がとてもよく、二人がどう結ばれるのかハラハラ。クリスマスの温かさに包まれたコージーテイストのロマンスで相互視点の丁寧な心情描写と軽やかな文体がとても好みでした。 訳者あとがきはネタバレ気味なので先に読まない事をお勧め。2025/11/16
さちこ
3
キュンとしたくて、少女漫画の小説版かな~と思って購入。キュンとしましたが、なんかちょっと想像の上をいく大人なところもありまして、電車で読んでてちょっとドギマギしてしまった。2025/11/29
ぺぺ
2
書店で新刊棚で見つけた本。翻訳本読んだことない&文庫本にしては高い(普段この分厚さの本読まないため相場は不明)と思ってしばらく購入を控えていたものの、美容室の待ち時間に読みたいなと思って購入。 「ハーパーコリンズのロマンス小説」を初めて読んだが、期待以上にときめきを感じられてよかった!通勤時間と空き時間に読んでいたため、大人なシーンは気恥しさがあった。 表紙のイラストで惹かれたものの、世界観や設定も素敵でまた読み返したくなる小説だった。
ほりべわか
2
ラブストーリーの王道を駆け抜けて、読みやすさも抜群。クリスマス前にイケメンがやってきて、自分の過去を振り返り人生を見直していく。生まれた年代が違うのに、惹かれ合う二人。ただ、ずっと一緒にいられないことが分かっており、その時その時を噛み締めながら愛し合う感じが切ない。愛を信じられなかった二人が、この人を愛するために生まれてきたって感じた瞬間は本当に運命って言葉しか思いつかなかった。最後まで愛情が昇っていく感じで、ピークがラストで最高だった。2025/12/10
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