出版社内容情報
誰だろう、彼の好きな人って。
考えると胸がちくりと痛い……。
父と母が旅行中に交通事故で亡くなった、ですって……?
看護師長のクロティルドは突然の悲報に、思わずへたり込んだ。
そんな彼女を心配して実家まで送ってくれたのは、
この3年間、同じ病院で共に働いているドクター・サッカリー。
その後も彼は、深い悲しみに沈むクロティルドを励まし、
身寄りのない彼女の面倒を何くれとなく見てくれた。
悩みを聞くためと言って食事にも誘ってもらい、
クロティルドはドクター・サッカリーとの距離が縮まることを喜んだ。
だが職場での彼はただの仕事仲間に逆戻りで、寂しく思う。
しかも、彼には職場に結婚を決めた相手がいると聞いて胸を痛め……。
世界のベティ・ニールズファンの中には、オランダを旅行する際にベティの小説を旅の案内書として持参する人もいるという逸話があります。かつてHQイマージュの記念号に選ばれた本書は、ロンドンからオランダのライデンへの愛の旅路が描かれた名作です!
【目次】



