出版社内容情報
奥手なシンデレラが恋したのは、
世界一傲慢な王子様。
「きみのために僕はあることを思いついたんだ、シンデレラ」
傲慢な富豪弁護士リーガンの言葉に、ケナは唖然とした。
彼の義理の弟を誘惑し、財産目当ての美女から遠ざけてほしい。
そのためにケナを魅惑的な女性に磨き上げてみせる、というのだ。
たしかに、彼女がリーガンの弟である職場の上司に密かな恋心を
抱いて2年になる。そろそろ“仕事一筋の冴えない秘書”を
卒業するときなのかも。ケナはリーガンの申し出に素直に従った。
眼鏡を外し、ドレスと化粧で飾り立てられ、まるで別人のように
洗練されたレディに変身していくうちに、ケナは気づいてしまう。
リーガンがそばにいるだけで、なぜこんなに胸がときめくの?
1998年に北米でテレビ用に映画化もされている、ロマンス界の巨匠ダイアナ・パーマーの知られざる逸作! 冴えない秘書がヒーローの手で磨き上げられ、誰もが振り返る美女に変身したとき、想像もしなかった恋の化学反応が起きて……。
【目次】