出版社内容情報
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
114
猫が導くさよならの一冊。舞台は千葉県のローカル線、久留里線。白黒タキシード模様の猫のくるりが哀しみから抜け出せない人たちを路線図には載っていない「くるり駅」に導いてくれるファンタジックで温かいストーリー。二度と会えない別れほどつらいものはないなと改めて思う。後悔がずっと心に居座り、孤独に心呑み込まれる。そんな時に大切な人に出会えたら…揺れる主人公たちの心がせつなかったな。中でも猫のミケコ視点のお話は一途で無償の愛に泣けた。ずっとずっと一緒にいられたらいいのにね。あぁ、さよならってなんて勇気がいるんだろう。2025/09/22
涼
44
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/08/post-a4317c.html サブタイトルが「白黒ねこと夕暮れの町」。表紙絵のかわいさもあって読んでみたのですが、「残念ながら……」という結果でした。同じようなパターンばかりなのです。2025/08/25
小梅さん。
10
今回も、外で読むには危険なお話だった。 2度と会えないはずの大事な人のもとへ運んでくれる不思議な列車。 導くのは白黒猫。 どの話も胸に迫る。 特に3話目以降は痛いほど。 子供や動物メインにもってくるのは反則だよーーー。 久留里線、乗りに行きたいな。2025/07/21
読書好き・本屋好き堂
9
新シリーズ✨ くるり駅でさよならを… 読了後タイトルの意味を知る。 何とも不思議な世界に迷い込み、2度と会えないはずのあの人に… 何度も涙が溢れそうになる🥹 くーちゃんのその後も気になるので、続編読みたいな😊2025/07/27
RRR
8
不可思議なファンタジー本。この作者さん、猫のことが好きなのか、ほかの著作でも度々猫に関連する物語になるんですよねぇ。人生の停滞と迷い子たちに贈る物語と言えばいいのか。このくるり駅にやってくる人々はどれも曰くありげな人々ばかり。きっとこの町に囚われると、人生にとって良くないんじゃないかな。泣きはしなかったけれど、印象深い物語だった。2025/07/27