ヒミコの暗号〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 488p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299075291
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『ベルサイユのばら』池田理代子氏推薦!
「書かれた歴史とは、勝者の都合によって書き換えられた歴史であるとは、記紀に関しても周知の事実だが、その真実に迫る過程に引き込まれてしまう。
私が今の時代に『女王卑弥呼』を書き、オペラとして上演したのも、何かに導かれたのかも、という気さえしてしまう」

邪馬台国と卑弥呼の謎、ついに決着――
300点以上の豊富な史料を用いて、古代史最大の謎に挑む!
『アマテラスの暗号』著者が描く大巨編、堂々完結

(あらすじ)
襲撃、裏切り、友の危機――。すべてを失いかけた叶羽の前に、祖母が遺した最後の暗号が姿を現す。隠された詩が導く、封印された神社。そこには、日本の始まりを覆す衝撃の真実が眠っていた。邪馬台国はどこにあったのか。卑弥呼とは誰だったのか。なぜ歴史は改竄されたのか。DNA分析が明かす、原日本人の知られざる壮大な旅路。千年の封印を守ろうとする組織との最終対決。そして叶羽は知る――自分の血に流れる、名もなき巫女たちの祈りを。すべての謎が繋がり、封印された日本の真実が、いま明かされる――感動のクライマックスへ。

(著者から)
邪馬台国と卑弥呼の謎、ついに決着。

上巻をお読みくださった皆さまへ。

上巻では、私たちが「点」として知っていた歴史が、一本の線で繋がり始めるところまでをお届けしました。下巻では、その線が一つの結論へと収束します。

邪馬台国はどこにあったのか──魏志倭人伝との照合が示す答えは、三百年の論争を沈黙させるものでした。そして、その謎を解く過程で浮かび上がってきたのは、ヒミコの正体発見をも遥かに凌駕する、私たちの想像を絶する壮大な日本人の物語です。執筆しながら私自身が最も震え、驚愕したのは、まさにここでした。

それはまさに、トロイア遺跡を発見したシュリーマン以来の、文学による歴史の大転換にほかなりません。

しかし、本作の真の核心はその先にあります。

最終章で明かされるのは、私たち日本人が数千年、数万年のあいだ、知らず知らずのうちに受け継いできた「あるもの」の正体です。それに気づいたとき──歴史は物語ではなく、あなた自身の記憶になるはずです。

最後のページまで、どうかお付き合いください。

令和八年六月吉日 伊勢谷 武

※この小説に登場する文献、神名、神社、祭祀、宝物、遺物、遺跡、ならびにDNA分析を含む科学的知見は、実際の史料と研究成果に基づいています。また、伝承、系譜、地名は、いまなお日本各地に息づき、受け継がれているものです。


【目次】

内容説明

邪馬台国と卑弥呼の謎、ついに決着。300点以上の豊富な史料を用いて、古代史最大の謎に挑む!『アマテラスの暗号』著者が描く大巨編、堂々完結。

著者等紹介

伊勢谷武[イセヤタケル]
スウィンバーン大学(メルボルン)卒業後、ゴールドマン・サックスのデリバティブ・トレーダーを経て、1996年に投資家情報関連の会社を設立。現在、代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

assam2005

19
あとがきに「歴史・科学・神話を融合させた知的エンターテインメント」とある。AIを伴走者とし、時にはアクセス拒否をくらいながら、体当たり、情報収集、あらゆる面から謎解明を試みる。全て創作ではなく、実地調査の資料も添付し、導き出された一つの答えは壮大で、また視覚的サポートが加わり自分が調べているかのような気分になる。創作で端折らなかった分、物量は鈍器並み、下巻も480ページ超え。その熱量についていけるかが、この本を最後まで読めるかの肝になるかと思います。私は全てついて行けた訳ではないですが、面白かったです。2026/10/14

suntalk

18
奈良吉野は好きで何度も足を運んでいる。ある時持統天皇が藤原京から31回も行幸したという宮滝宮がどんな所かと思い宮滝遺跡に行って見たが、そこは吉野川の河原で今は何も残っておらず、すぐ近くに滝や温泉がある訳でもなく、こんな所に何で31回も?と疑問に思ったことを思い出した。この物語の上巻ではその疑問に対する答を示してくれた。歴史改竄が事実であるかどうか別にして実在の地名、神社、遺跡、DNAのデータはとても興味深く、あとがきで「現在の私の歴史観の原点は、まさに渡部昇一先生にあったのです。」と書かれていたのに納得。2026/10/10

クー

14
阿波に邪馬台国、大和があったというのは、あながち荒唐無稽ではないような気がしてきた。軍が爆破したというのはどうかと思うが、地名の被りが多くて納得できる。Y遺伝子の系譜は科学的で先祖を探索する上で貴重。中華文明まで日本発祥とするのは無理がある。2026/08/14

RASCAL

13
紙の本が出る前にkindleで読了。いやー、すごかった。読みでがあったけど、面白くて一気読みでした。壮大なスケールのアカデミック・スリラー?ミステリー?三内丸山遺跡を訪問して文時代の意外な豊かさと広がりに触れたのですが、ここまでか!鬼界カルデラの噴火は正に縄文時代だったんですね。私もかなりの古代史オタクなのですが、神話から歴史への系図はなかなかに理解できない。kindle版だと拡大しても見にくいので、紙の本でも見てみたいな。2026/06/03

turtle

8
うーん、という疲労の残る読後感。神道や初代から11代あたりまでの天皇家の系図への解釈などは興味深いテーマでしたが、なんでもかんでも日本発祥の文明みたいな論を張るのはお隣の国のウリジナルに対抗してしまい兼ねず、思い切った視点だと思いました。しんどい読書ですが、また著者の新作が出たら読んでしまうんだろうなぁ。2026/09/21

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