最後の皇帝と謎解きを

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最後の皇帝と謎解きを

  • 犬丸 幸平【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299075000
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2026年第24回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作

紫禁城で起こる密室殺人事件に溥儀と日本人絵師が挑む!
身分も国も超えた人々の友情×歴史ミステリー

選考委員絶賛!
「この時代のこの場所をピンポイントで選んだ着眼点はすばらしく、たいへんユニークな歴史ミステリーに仕上がっている」大森望(翻訳家・書評家)

「過酷な運命を強いられた少年廃帝と異郷で孤立しがちな若き日本人画家の絆が育まれていくありさまが素晴らしい」香山二三郎(コラムニスト)

「当時の紫禁城を知らない読者とほぼ同じ目線の主人公のため、物語世界に入りやすい」瀧井朝世(ライター)

(あらすじ)
1920年、中国。北京在住で日本人絵師の一条剛は、紫禁城に住む廃帝・溥儀に水墨画の師として雇われた。しかし溥儀には、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的があったのだった――。
使用人の宦官のひとりが密室で不審死を遂げた事件を皮切りに、龍の絵に何者かの手で描き加えられていた目、ある時を境に感情をなくした宦官など、一条はさまざまな謎を少年廃帝とともに解き明かすことになる。立場を超え、ふたりの間には徐々に友情が芽生えていくが……。


【目次】

内容説明

一九二〇年、中国。北京在住で日本人絵師の一条剛は、紫禁城に住む廃帝・溥儀に水墨画の師として雇われた。しかし溥儀には、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的があったのだった―。使用人の宦官のひとりが密室で不審死を遂げた事件を皮切りに、龍の絵に何者かの手で描き加えられていた眼、ある時を境に感情をなくした宦官など、一条はさまざまな謎を少年廃帝とともに解き明かすことになる。立場を超え、ふたりの間には徐々に友情が芽生えていくが…。2026年第24回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。紫禁城で起こる密室殺人事件に溥儀と日本人絵師が挑む!身分も国も超えた人々の友情×歴史ミステリー。

著者等紹介

犬丸幸平[イヌマルコウヘイ]
1994年生まれ、大阪府箕面市出身。京都産業大学英米語学科卒業。現在はパキスタンで絨毯の買い付けなどをしている。第24回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し、本作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

193
『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作を毎年楽しみにしています。今回は、浅田 次郎の世界の歴史ミステリ、私の好きな世界なので楽しめましたが、あまり歴史の好きでないミステリ愛好家には、少しガッカリな作品かも知れません。 https://tkj.jp/campaign/saigonokoutei/2026/04/20

名古屋ケムンパス

93
唸るほど見事な舞台設定と贋作づくりのトリックに魅了される作品です。清朝廃帝となる15歳の溥儀が暮らす紫禁城に18歳の水墨画の日本人帝師が招かれることで物語が展開します。贋作づくりに関わる宦官の謎の死は、皇帝復活の願いと相俟って物悲しく、若き皇帝と帝師との間に築かれた絆は帝国主義の陰謀だとしても愛おしい程でした。日本と中国の歴史が直接的に重なり合うその重みを感じることになる意欲的なミステリーです。2026/03/01

まえぞう

85
このミス大賞受賞作で、ラストエンペラー溥儀と日本人青年を巡る連作になっています。ミステリー要素より当時の中国宮中を背景とした人間模様が楽しめます。浅田次郎さんの蒼穹の昴シリーズを思い出しつつ読ませてもらいました。2026/02/11

pohcho

78
ラストエンペラー溥儀が清朝の廃帝として紫禁城で籠の鳥のように暮らしていた頃。北京在住の日本人絵師・一条剛は溥儀の水墨画の教師として雇われることに。溥儀にはある目的がありそれを手伝う一条だったが、宦官の不審死などに遭遇し、謎を解き明かしていく。舞台は紫禁城。登場するのは廃帝と宦官たちという設定が何より素晴らしい。少年廃帝が日本人青年と出会ったことで、だんだん人間らしくなっていくのがよかったし、二人の友情には心あたたまった。宦官たちの知られざる物語もよし。史実があるのでつらい結末ではあったが、悪くない読後感。2026/02/25

オーウェン

71
『ラストエンペラー』が有名な愛新覚羅溥儀と、日本人絵師の一条剛の交流。 贋作の水墨画を描くという目的だが、城内では異変や殺人などの出来事が起こり、2人は事件解決のため尽力する。 事件自体はそれほど凝ってはいないが、その時代に連れていかれるような世界観がしっかりしているのが特徴。 加えて溥儀と一条の友情の過程も見れる。 笑ってしまったのは龍の画に目を入れたのが誰かという謎。 時代ならではというか、振り切った方向に向かうというのも、このミス大賞らしい出来だ。2026/03/20

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