出版社内容情報
今年は戦後80年の節目の年。太平洋戦争は1941年12月8日の真珠湾攻撃から始まりました。指揮したのは山本五十六。対米戦争反対派であるにもかかわらず、真珠湾攻撃の作戦を立案・実行せざるを得なかった連合艦隊司令長官です。勝ち目がないと感じていた米国との戦いに挑み、最後は米軍の襲撃を受け命を落とします。太平洋戦争時の海軍の将として、その生き様・死に様は伝説となっています。本書はその真の姿を描き出します。
【目次】
内容説明
新潟県長岡に生まれた山本五十六。戊辰戦争で朝敵とされた長岡藩の「いっちょ前になれ」という風土に育てられ、誰よりも学問に励み、海軍のエリートになった。日米開戦に徹底的に反対した五十六だったが、開戦が決まると、それまでの常識を破って真珠湾攻撃を立案。世界でも前例のない、機動部隊による奇襲だった。緒戦に勝った五十六だったが、その後、米軍の待ち伏せ攻撃を受け、帰らぬ人となった。皇国に殉じた山本五十六の生き様を40の物語で描く。
目次
第一章 若き日の五十六(士官候補生として乗った「日進」 日本海海戦で五十六の体を襲った100を超える爆弾の破片;郷土が誇る山本五十六と河井継之助 二人を死地に追いやった運命の糸 ほか)
第二章 愛された五十六(泣き虫、五十六 亡くなった者への思いが涙となってあふれ出す;家族との最後の別れ 最後まで、家族の誰もが箸をつけなかった鯛 ほか)
第三章 五十六の生きざま(勝負師、山本五十六 勝っても負けても責任を取る それが、勝負師の生きざま;右翼からの殺害予告 「腰抜け、売国奴」とののしられた五十六 ほか)
第四章 五十六の戦い(アメリカで見た石油と飛行機 五十六は心に秘めた“これからは航空機の時代だ!”;航空本部長として航空部隊を一新させた 殉死した部下の名前を書いた手帳を見ては涙を流した五十六 ほか)
第五章 五十六の桎梏(条約派と艦隊派 主力艦の差は国力の差 どうしようもなかった;両加藤の対立 海軍の長老や宮家を巻き込んで国民運動を起こした艦隊派 ほか)
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