出版社内容情報
モスクワ音楽院で起きた密室殺人。
国際情勢が音楽家たちの人生を変える。
文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と主張するモスクワ音楽院の学部長が殺された。
海外巡業中の日本人ピアニスト・岬だけが気づいた事件の真相とは。
累計190万部突破! 大人気シリーズ最新刊。
【目次】
内容説明
モスクワ音楽院で起きた密室殺人。国際情勢が音楽家たちの人生を変える。文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と主張するモスクワ音楽院の学部長が殺された。海外巡業中の日本人ピアニスト・岬だけが気づいた事件の真実とは。
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し2010年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
139
哀しいことにどうしても、どうしても言葉が通じない相手っているのよね・・同じ言語を話していても。今回の話は百歩譲って国の事情もあるだろう、だがその殺意を行動に移すのはどうなの?悲しすぎやしませんか?岬洋介が異国の同士・ヴァレリーに言った「結局、自分を裁けるのは自分だけだからです」この言葉が冷たくも正しいのだ。戦火のウクライナで再会したヴァレリーとビクターの奏でるチャイコフスキーが切ないラストだった。2025/11/26
hirokun
67
★3 中山さんの今回の新刊は、岬洋介シリーズの第九弾との事で舞台をロシアのモスクワ音楽院に移しての作品。このシリーズの演奏の描写にはいつも驚かされるが、今回もチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番を言葉で表現する場面は圧巻!!読了後久しぶりにピアノ協奏曲を聞き、再度本の第四章を読みながら表現を確認した。今も頭の中でピアノと管・弦楽器の音が高らかに鳴り響いている。今回の作品はまさに音楽小説で、ミステリ小説・社会派小説としてはあまり感じるものはなかった。2025/12/04
陽子
53
岬洋介、ロシアコンサートツアー。かつてショパン国際ピアノコンクールでファイナルまで戦ったヴァレリーと再会。彼はモスクワ音楽院の客員教授。ひょんな事から音楽院で客員演奏をする流れになる岬。そんな中、学部長のボリスが密室で殺害される事件が起きる。ロシアとウクライナの緊迫した関係性の中で、音楽によって結ばれる絆。チャイコフスキーピアノ協奏曲1番をゆっくり聴きながら読みたくなる。殺人事件のカラクリはどこかあっけなかった。岬の意外な出自に驚きつつ、ラストの展開は切ない。ミステリーより、曲を文章で楽しむ感じであった。2025/12/04
ゆっき
45
待ちに待った「岬洋介」シリーズ。チャイコフスキーを聴きながら贅沢な読書時間。モスクワ音楽院で起きた密室殺人事件。客員教授のヴァレリーと親交のある岬洋介が海外巡業中モスクワ音楽院に立ち寄ることに。国際情勢が「音楽で理解し合える」音楽家たちを追い詰めていく様子は辛かった。もっと音楽が鳴り響くようなシーンが欲しかったです。勝手に期待値を上げていただけにちょっと残念。次作に期待します。2025/11/17
pen
38
岬シリーズ最新刊。ページ数も謎解きもあっさりした感じだったけど、演奏シーンには毎回魅了される。洋介の新しい情報も(ちょっとびっくり) ラストの切なさが胸に染みながらも、まだ戦火の日々が続いていることにやるせなさを感じてしまう。2025/12/20




