出版社内容情報
モスクワ音楽院で起きた密室殺人。
国際情勢が音楽家たちの人生を変える。
文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と主張するモスクワ音楽院の学部長が殺された。
海外巡業中の日本人ピアニスト・岬だけが気づいた事件の真相とは。
累計190万部突破! 大人気シリーズ最新刊。
【目次】
内容説明
モスクワ音楽院で起きた密室殺人。国際情勢が音楽家たちの人生を変える。文化的鎖国状態のロシアで、「他国の音楽は不要」と主張するモスクワ音楽院の学部長が殺された。海外巡業中の日本人ピアニスト・岬だけが気づいた事件の真実とは。
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し2010年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆっき
35
待ちに待った「岬洋介」シリーズ。チャイコフスキーを聴きながら贅沢な読書時間。モスクワ音楽院で起きた密室殺人事件。客員教授のヴァレリーと親交のある岬洋介が海外巡業中モスクワ音楽院に立ち寄ることに。国際情勢が「音楽で理解し合える」音楽家たちを追い詰めていく様子は辛かった。もっと音楽が鳴り響くようなシーンが欲しかったです。勝手に期待値を上げていただけにちょっと残念。次作に期待します。2025/11/17
ユザキ部長
30
人の感情を言語化するのは難しい。言語化出来ないからこそ音楽の力は直接、感情に届く。正しいからといって相手に強いてはいけない。誰かを慰め、励ます力がある。その事を信じて。2025/11/21
みい坊
24
頭の中にチャイコフスキーのピアノ協奏曲が響いている。圧巻の演奏描写で堪能。はぁ〜贅沢な時間でした。ロシアとウクライナの今を背景にモスクワ音楽院で起こった事件。政治に音楽が抑圧されて行く息苦しさが読んでいて辛い。現実に有ったろうと思える苦しさは物語の最後の1行まで晴れない。人を殺めた代償がもっと人を殺めること。この感じいつまでもショパンの「奇跡の5分」で感じた哀しさと同じ。そして岬洋介の以外な出自。そうなんですかと物語の冒頭を読み返す。ピアニスト岬洋介の演奏をもっともっとと願う私。次の開演を待っています。2025/11/08
ハルめめ
17
モスクワ音楽院で殺人事件が起こる。ロシアの文化的鎖国について描かれているけれど、少し誇張なのかもしれないし情勢も実際よくわからないけれど大変そうだな。ページ数も少ないしアッサリ気味なのであっという間に読めた。2025/11/19
TAKA
14
何かあっさりし過ぎ。政治的な事に興味はないけど、ロシアの現状ってホントにこんななの?悪し様に書き過ぎの様な。2025/11/19
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