出版社内容情報
2025年は「昭和100年」です。すでにいくつかの新聞や雑誌で特集が組まれ、「昭和100年」と銘打ったムックや書籍が出ています。宝島社でも、昭和関連の書籍やムックを多く出していますが、特に他の出版社に先駆けて、昭和の謎や闇に隠れた人物たちを掘り下げる出版物に取り組んできました。そのなかでも、いまだに明らかにされていない未解決事件に取り組んだのがこの文庫です。これまでにムックと文庫で刊行した『戦後未解決事件史』に戦前も加えて、昭和の未解決事件の謎に迫ります。
内容説明
2025年は昭和100年にあたる。その昭和には冤罪も含め、様々な未解決事件があった。本書では帝銀事件、下山事件、松川事件などGHQの謀略といわれている事件から、3億円事件、青酸コーラ無差別殺人事件、グリコ・森永事件、赤報隊事件など日本を震撼させた事件まで、激動の昭和を代表する事件を取り上げる。また昭和を越えて世紀末の未解決事件も掲載した。国松警察庁長官狙撃事件など、それは昭和の闇の延長線上にある。
目次
第一章 昭和から世紀末までの7大未解決事件(「島村」の背後に見え隠れする“真犯人” 赤報隊事件[1987~1990];真犯人を名乗る男が明かした“事件の真相” 国松警察庁長官狙撃事件[1995/3/30] ほか)
第二章 戦中・戦後から50年代の未解決事件(官憲の陰謀、言論人の大量検挙 横浜事件[1944/1/29];「女王」と32人の男たちの地獄絵図 「アナタハンの女王」事件[1945~1950] ほか)
第三章 60年代・70年代の未解決事件(証言を拒否した“村人”のなかに真犯人がいる? 名張毒ぶどう酒事件[1961/3/28];日本全国を巻き込んだ「ニセ札」狂騒曲 チ‐37号事件[1961/12/7~] ほか)
第四章 80年代から世紀末までの未解決事件(ラブホ街で語り継がれる“伝説の事件” 歌舞伎町・ラブホテル連続殺人事件[1981/3/20~6/14];事件後も火災現場に漂い続ける被害者の“怨念” ホテルニュージャパン火災事件[1982/2/8] ほか)
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