出版社内容情報
『日本書紀』の中には、日本の古代、日本の始まりのヒントが詰まっています。実際、細部まで検証すると、古代の権力者たちが真実を隠そうとして、印象操作をしようとした痕跡が見えてきます。本誌は最新調査に基づき、山背大兄王滅亡事件の真相や藤原氏の陰謀による名門・大友氏の衰退など、日本最古の正史『日本書紀』に関する真実の数々を紹介します。
【総監修】(巻頭特集を除く)
瀧音能之(たきおと よしゆき)
1953年生まれ、元駒澤大学文学部歴史学科教授。研究テーマは日本古代史。特に『風土記』を基本史料とした地域史の調査を進めている。主な著書に『風土記と古代の神々』(平凡社)、『出雲古代史論攷』(岩田書院)、『古事記と日本書紀でたどる日本神話の謎』『図説 古代史の舞台裏』『古代日本の実像をひもとく出雲の謎大全』(以上、青春出版社)、『図説 古代出雲と風土記世界』(河出書房新社)、『古代出雲を知る事典』(東京堂出版)、『出雲大社の謎』(朝日新聞出版)など。監修書に『最新発掘調査でわかった「日本の神話」』(宝島社)などがある。
【巻頭特集 監修・執筆】
関 裕二(せき ゆうじ)
歴史作家・武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。1959年、千葉県柏市生まれ。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む。主な著書に『古代日本人と朝鮮半島』(PHP研究所)、『古代史 不都合な真実 12の古代文書が暴く「日本書紀」の嘘』(実業之日本社)など多数。
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