出版社内容情報
税金のニュースが増えています。江戸時代に最も高かった税率は「五公五民」、収穫の約50%が税で取られ一揆が起きました。現在、働く人の税金の負担も同じくらいの高水準。物価高に反して収入は増えず、税金は上がり……という昨今と江戸時代の暮らしはどちらが大変なのか? 本書では江戸時代の収入、物価、税金などを、米価を基準に現在価格に換算して現代と比較します。
内容説明
現代とは貨幣の仕組みも価値もまるで異なっていた江戸時代。江戸の人々の金銭感覚は?年収は?物価は?江戸時代の税制や経済対策など新たな項目を追加した、江戸の台所事情から時代と文化を読み解く『新版 江戸の家計簿』!!
目次
第1章 江戸時代の収入 武士篇(将軍と岡っ引きの年収差は約1852万倍!!;「忠臣蔵」にかかったお金は約700両!? ほか)
第2章 江戸時代の収入 町人・農民篇(江戸時代の知られざる陰の主役「農民」;“奉公人=会社員”より職人の方が高給取りだった!! ほか)
第3章 江戸時代の物価 食品篇(江戸庶民の台所事情―物価からみる江戸の暮らし)
第4章 江戸時代の物価 料理・嗜好品・雑貨篇(江戸時代の庶民たちがこよなく愛した味の値段;江戸の日常を彩る雑貨たち)
第5章 江戸時代の文化と経済 文化と経済(人口100万人超の大都市「江戸」の生活;湯屋―江戸庶民の裸の付き合い ほか)
著者等紹介
磯田道史[イソダミチフミ]
1970年、岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(史学)。茨城大学准教授を経て、2012年4月より静岡文化芸術大学准教授、2014年4月より同教授、2016年4月より国際日本文化研究センター准教授、2021年4月より同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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